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開発に携わった大学生や大学院生と、現在のKoRo=甲南大学
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開発に携わった大学生や大学院生と、現在のKoRo=甲南大学
【上】KoRoの初代。まだ“犬化”していない【中】「赤い傘」を持つ人を追いかける機能が備わっているタイプ【下】現在形の1代前。表情を表すようになった(いずれも甲南大学知能情報学部提供)
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【上】KoRoの初代。まだ“犬化”していない【中】「赤い傘」を持つ人を追いかける機能が備わっているタイプ【下】現在形の1代前。表情を表すようになった(いずれも甲南大学知能情報学部提供)

 甲南大学(神戸市東灘区岡本8)の図書館で、犬型ロボット「KoRo(コロ)」が案内役として活躍している。約8年前から知能情報学部の教員と学生が開発、進化を重ねて完成。丸く愛らしい体で出入りする人にあいさつし、大学のPRにも一役買っている。(中川 恵)

 開発は2008年度、同学部の田中雅博教授や和田昌浩准教授らの勉強会として始まった。第1号は、センサーで自分の位置を確認し、地図を作ることができる移動ロボットだった。10年度からは学生も参加。愛称は甲南大学のロボットの略で「KoRo」となった。

 次に、特徴を持つ人を追いかけるという機能を持たせてみた。例えば「赤い傘」と設定すると、カメラで確認し、レーザーで赤い傘を持った人物との距離や方向を認識しながら、追跡することができる。まるで“忠犬”のような動きから外見も犬型になった。

 さらに、大学敷地内を案内できるようにしてみた。敷地内にある建物の形を覚えさせ、センサーで確認した形がどの建物と一致するかを確認しながら進んでいく。ディスプレーを使い、表情も豊かになった。

 4代目となる最新型のKoRoは、高さ約130センチ、体重約100キロ。見かけも親しみやすくなった。昨年10月から図書館に常駐し、出入りする人に「いらっしゃいませ」。前に立った人の動きをカメラやセンサーで読み取り、書籍の検索結果や棚の位置をディスプレーに表示する。音声認識による会話や、クイズもできる。

 図書館を利用する学生からは「かわいい」と評判は上々。開発に携わる同大学大学院自然科学研究科の須谷章宣さん(25)は「インターネットにつないで情報量を増やすなど、さらに娯楽性を持たせ、役立つロボットにしたい」と意気込んでいる。

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