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料金箱付近が焼かれ破損した精算機(イチネンパーキング提供)
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料金箱付近が焼かれ破損した精算機(イチネンパーキング提供)
ドリルのような工具で鍵穴付近が破壊された精算機(イチネンパーキング提供)
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ドリルのような工具で鍵穴付近が破壊された精算機(イチネンパーキング提供)
電動工具で背面が切られた精算機(イチネンパーキング提供)
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電動工具で背面が切られた精算機(イチネンパーキング提供)
神戸新聞NEXT
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神戸新聞NEXT

 コインパーキングの精算機を壊して現金を狙う窃盗事件が関西各地で続発している。大阪を中心に、兵庫の都市部でも被害が確認され、兵庫県警の捜査員は「ジュースやタバコの自動販売機に比べ、一定の売り上げが見込めるためではないか」との見方を示す。運営会社は現金被害に加え、修理や防犯対策の出費も余儀なくされ、頭を悩ませている。

 8月上旬、尼崎市に住む自営業の男性(39)はドリルの音で目が覚めた。音がするのは、自宅横に所有するコインパーキングの方向。「工事かな」と思ったが、時刻は午前5時前。外へ出ると、マスクに帽子姿の男が車を急発進させた。間一髪で現金が盗まれるのは免れたが、精算機の鍵部分が壊されていた。

 大阪や兵庫でコインパーキングを管理運営する「イチネンパーキング」(大阪市)によると、被害は今年6月ごろから急増。昨年度は1年間で15カ所だったが、今年は4~10月に西宮、芦屋市など県内8カ所を含め、計58カ所が被害に遭った。

 中には壊されたのが背面の一部だったため、気付かずに数日間紙幣を抜き取られた被害も。同社の黒田和伸社長は「部品交換や休業に伴う損失もある」と憤り、この間の損害は総額2千万円を超えた。

 県警によると、コインパーキング精算機を対象にした被害件数はまとめていないが、同様の事件が多発する大阪府では、府警の集計で6月に約140件の窃盗事件が発生。以降も月40件前後のペースで推移している。

 手口としては、深夜から未明にかけ、主に駐車場の奥に設置された精算機が荒らされる。鍵の周辺をバーナーで溶かしたり、電動工具で背面を切ったりしてこじ開けるケースが目立つ。

 イチネンパーキングは自衛策として、精算機の周囲にこじ開けるのを防ぐ金属棒を複数取り付け、売り上げも小まめに回収する。業界団体「日本パーキングビジネス協会」(東京)の担当者は「極めて短時間の犯行で、集金のタイミングを把握している可能性もある」とみている。(竹本拓也)

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