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姫路セントラルパーク内でカピバラなどが飼育されている施設。鳥インフルエンザの影響で「温泉」が中止となった=姫路市豊富町神谷
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姫路セントラルパーク内でカピバラなどが飼育されている施設。鳥インフルエンザの影響で「温泉」が中止となった=姫路市豊富町神谷

 全国で鳥インフルエンザウイルスの確認が相次ぐ中、兵庫県内の動物園や水族館に思わぬ余波が出ている。酉(とり)年にちなみ、鶏が「干支(えと)の引き継ぎ式」に登場する予定だった動物園では急きょ、着ぐるみに変更。感染リスクのある鳥類を隔離するため、展示やイベントの見直しが相次ぐ。(伊田雄馬)

 鳥インフルエンザウイルスは11月になって確認が相次ぎ、新潟県や青森県で飼育中の鶏や食用アヒルから高病原性の「H5N6型」を検出。名古屋市の動物園の鳥からも簡易検査で陽性反応が出た。

 兵庫でも、小野市内で採取された野鳥のふんから同型のウイルスが検出され、県内の動物園なども対策に乗り出している。

 神戸市立王子動物園(同市灘区)は、11日にある恒例行事「干支の引き継ぎ式」を一部変更。飼育している鶏を登場させ、着ぐるみの猿から引き継ぎ書を受ける予定だったが、野鳥との接触を避けるため、急きょ“欠席”となり着ぐるみ同士にした。

 担当者は「年賀状の写真に利用する人も多く、本物に登場してほしかったのですが…」と悔しがる。

 同市立須磨海浜水族園(同市須磨区)は11月末、鳥類のペンギン58羽を屋外からネットに囲まれた場所に移した。水中を泳ぐ姿は見られるが、記念写真の撮影や餌やり体験は当分自粛する。

 思わぬとばっちりを受けた動物もいる。姫路市立水族館(同市西延末)はヌートリアの展示を中止。ペンギンをヌートリアの屋内展示室に移したため、バックヤードに追いやられた格好だ。「人気者のペンギンを裏手にはやれない」と同館。

 姫路セントラルパーク(同市豊富町)は冬の目玉イベント「カピバラ温泉」を取りやめた。気持ち良さそうに風呂に漬かる姿が人気だったが、鳥類を放し飼いにしているケージ内にあるため公開を中止。お湯にも漬かれなくなった。担当者は「先を争って体を温めているだけに気の毒。集客にも影響がある」と話している。

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