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パパイアについて説明する増田優さん=北海道森町
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パパイアについて説明する増田優さん=北海道森町

 北海道南部の函館市に近い森町で、温泉熱を利用した果樹栽培の取り組みが始まった。栽培するのは「業務スーパー」をフランチャイズ展開する神戸物産(兵庫県稲美町)で、中でも「森町の新たな名物にしたい」と意気込んでいるのは、南国で育つパパイア。生育の適温に届かないため完熟しても甘みが足りないといい、これを逆手にとって熟す前に収穫。「雪国の青いパパイア」として普及を目指す。

 同社は北海道では中央の南部、むかわ町などに計約1600ヘクタールの農地があり、ジャガイモや大豆などを栽培してきたが、2013年、活火山の駒ケ岳山麓にある森町の温泉地で野菜のビニールハウス栽培も試験的に開始。翌14年、果樹栽培に切り替えた。源泉から湯をチューブでハウス内に引き込み、冬でも昼間は20~25度に保っている。

 6ヘクタールの敷地に56棟のビニールハウスが並び、キウイやドラゴンフルーツなど約1300本を栽培。観光果樹園として18年に開業予定で、摘み取ってその場で食べられるようにする。

 同社担当の増田優さん(40)は「ハウス内では南国気分も楽しめる」と説明するが、誤算だったのはパパイアだ。たわわに実ったものの、生育適温とされる25~30度に届かないため熟すまでに時間がかかり、甘みも出なかった。

 タイ料理のサラダ「ソムタム」など、パパイアを野菜のように扱って料理する例がある。同社は、パパイアを野菜と位置付けて果樹園の目玉にしようと発想を転換。木を300本に増やした。

 近隣のレストランに試供したところ、漬物や炒め物の材料として好評だったという。増田さんは「青いパパイアは、臭みや苦味がほとんどなく、サラダから炒め物まで幅広い料理に使える。果樹園で、ぜひ味わってほしい」と話した。

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