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0.1ミリのペン先に集中し、150年前の兵庫津の町家を丁寧に描いていく。「次代へ残す鳥瞰図ですから」と゛職人魂゛で作図を続ける=神戸市中央区波止場町
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0.1ミリのペン先に集中し、150年前の兵庫津の町家を丁寧に描いていく。「次代へ残す鳥瞰図ですから」と゛職人魂゛で作図を続ける=神戸市中央区波止場町
神戸市役所1号館屋上からの眺めを想定して描いた開港時の風景(上)は、外国の軍艦が沖合に停泊する様子も再現。下は、ほぼ同じ高さと角度で撮影した現在の夜景(写真3枚をパノラマ合成)
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神戸市役所1号館屋上からの眺めを想定して描いた開港時の風景(上)は、外国の軍艦が沖合に停泊する様子も再現。下は、ほぼ同じ高さと角度で撮影した現在の夜景(写真3枚をパノラマ合成)
1868年の神戸港開港時の鳥瞰図(左)は、生田の森やあぜ道まで忠実に再現。現在の神戸の絵図(右)と見比べると150年での変化の大きさに驚くいずれもⓒ青山大介
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1868年の神戸港開港時の鳥瞰図(左)は、生田の森やあぜ道まで忠実に再現。現在の神戸の絵図(右)と見比べると150年での変化の大きさに驚くいずれもⓒ青山大介
神戸港開港のきっかけとなった150年前の「兵庫津」の作図のため、路地を歩く青山大介さん。「この道は江戸末期のまま。当時の雰囲気を知る上で歩くことも大切な作業です」=神戸市兵庫区西出町1
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神戸港開港のきっかけとなった150年前の「兵庫津」の作図のため、路地を歩く青山大介さん。「この道は江戸末期のまま。当時の雰囲気を知る上で歩くことも大切な作業です」=神戸市兵庫区西出町1

 神戸港開港150年目を記念し、鳥瞰(ちょうかん)図絵師の青山大介さん(40)=神戸市西区=がこのほど、開港当時と現在の神戸を描いた絵図2枚を仕上げた。現在、神戸市役所1号館24階展望ロビーに展示中。ミナト神戸の変遷が鳥の目線で眺められる。

 青山さんは阪神・淡路大震災で同市長田区にあった自宅が全壊し、避難所生活を経験。自身の技で故郷の復興を描き記録して恩返しを-と、神戸市街地の精緻な作品づくりを続けている。

 開港時の絵図は古文書や古地図、当時の写真などを参考に約5カ月で完成。田畑や現在の三宮・フラワーロードを流れる生田川、旧居留地の造成工事が見て取れる。現在の絵図は過去の作品を基に、新たに登場した建物などは空撮や自転車を使った観察で描き足した。窓の数や屋上に設置されたエアコン室外機まで正確に再現している。

 青山さんは「神戸は戦災や震災を経て時代とともに変わっていった。2枚を見比べて150年の年月を想像し楽しんでもらえれば」と話す。(中西大二)

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