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中学生以下を無料にする社会実験を7月から始める神戸市営地下鉄海岸線=2日午後、神戸市中央区、ハーバーランド駅(撮影・中西大二)
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中学生以下を無料にする社会実験を7月から始める神戸市営地下鉄海岸線=2日午後、神戸市中央区、ハーバーランド駅(撮影・中西大二)

 神戸市は2日までに、高齢化や産業衰退が進む兵庫、長田区南部の人口対策と子育て支援施策の一環として、市営地下鉄海岸線(新長田-三宮・花時計前)の中学生以下の運賃を無料化する社会実験を、7月から来年3月まで実施する方針を固めた。人口増や子育て支援として公共交通の運賃を無料化する試みは例がなく、市は「長期的に取り組み、海岸線沿線で暮らす利点を広く発信したい」と恒久化も視野に入れる。

 兵庫、長田区南部はかつて工業地域とそれに連なる商業、住宅地帯として活気を見せたが、産業の衰退や阪神・淡路大震災の影響などで人口減が続く。2001年に開通した海岸線も厳しい運営が続き、毎年60億円程度の赤字を出している。

 中学生以下無料化の社会実験は、子育て世帯の負担軽減とともに、今後子どもを産み育てる若い世帯などを呼び込もうと実施。同線の三宮・花時計前駅、新長田駅の定期券窓口で、中学生以下用の磁気カードを交付する。

 従来の中学生以下の料金収入が減収となる一方、無料化により子どもを連れて利用するようになる新規客の料金収入が見込まれ、市は「長期的な取り組みにより人口の流入、定住を促進し、将来的な乗客増につなげたい」としている。

 社会実験では、乗客数や収益面の動向、他社路線への影響などを検証する。17年度当初予算案に関連費用を盛り込む。

 神戸市交通局は05年から、土日・祝日などに大人1人につき小学生以下2人までバス・地下鉄運賃が無料になる「エコファミリー制度」を実施している。(森本尚樹)

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