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神戸の発展に尽力した外国人が眠る墓地。2017年度から公開充実を図る=神戸市北区山田町下谷上(撮影・笠原次郎)
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神戸の発展に尽力した外国人が眠る墓地。2017年度から公開充実を図る=神戸市北区山田町下谷上(撮影・笠原次郎)

 神戸の発展を支えた外国人らが眠る神戸市北区の市立外国人墓地について、同市は2017年度から、一般見学の受け入れ拡大に向けて関連施設の整備などに乗り出す。月1回に限定している見学会の規模拡充なども検討している。旧居留地の名残をとどめ、開港150年目を迎えた神戸港とのゆかりも深く、「ミナト神戸」が近代技術や国際的な文化を育んできた歴史を学ぶ場として生かす。(若林幹夫)

 再度公園の一角にある外国人墓地は1961年、市内の別の2カ所にあった墓地を移転統合した。国指定の名勝にも登録されている。約60カ国約2700柱が埋葬され、神戸港の初代港長J・マーシャル氏や、造船など近代産業の発展に貢献した実業家E・H・ハンター氏、関西学院の創立者W・R・ランバス氏らの墓石が並ぶ。

 1960年代半ばごろまでは墓地への立ち入りが自由だったが、いたずらなどが相次ぎ、現在は遺族ら墓参者に限定。06年度からは冬場を除き月1回、ガイドが同行する見学会を開いている。

 歴史的資産として市民らに広く知ってもらうため、17年度当初予算案に事業費を盛り込み、3年ほどかけて整備する。墓地全体を見渡せる展望台の内装などを改修し、礼拝堂にゆかりの展示品を常設することなどを予定。墓参者の意向も踏まえ、見学会の規模や回数などを検討するという。

 神戸市は「観光地化することはしないが、神戸にゆかりの深い外国人たちが神戸の発展に果たしてきた功績を学べるようにしたい」としている。

【神戸市の外国人墓地】神戸港開港に先立つ1867(慶応3)年、神戸沖に停泊中の英米艦船から乗組員4人の死者が出たため、小野浜(現在の同市中央区浜辺通)に埋葬したことが始まり。開港後、居留地の発展とともに埋葬者が増えた。99(明治32)年には春日野(現在の同区籠池通)も造成され、その後の急速な市街化で現在の場所に移された。宗教ごとにも区分けされている。

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