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車いすモデルとして活躍する日置有紀さん(提供写真)
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車いすモデルとして活躍する日置有紀さん(提供写真)
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車いすモデルとして活躍する日置有紀さん(提供写真)
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車いすモデルとして活躍する日置有紀さん(提供写真)
専用の車で移動する日置有紀さん=兵庫県内
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専用の車で移動する日置有紀さん=兵庫県内

 兵庫県在住で車いすのファッションモデル、日置有紀(ひおきゆき)さん(27)が全国に活躍の場を広げている。脊髄の障害のため22歳で車いす生活になり人目を避けていたが、メークをし、好きな服を着て外に出ることで、自分らしさを取り戻した。3月18日には若い女性向けファッションイベント「福岡アジアコレクション」に出演することも決定。「多くの人たちが抱く『障害者』のイメージを変えたい」と力を込める。(広畑千春)

 異変を感じたのは、夢だった理学療法士の専門学校に入学直後だった。腰の痛みが全身に広がり、手術をしたが首から下がまひ。リハビリで車いすには乗れるようになった。だが、就職し新生活を始める同級生との違いに落ち込み「生きていても意味がない」と家にこもる日が続いた。

 そんなとき、インターネットで車いすを利用する人向けのウエディングドレスのモデル募集を知った。「可能性があるならやってみたい」と応募。一念発起し、車の免許も取得した。美容室で髪を明るく染め、服を買いに出掛け、2015年2月、大阪で撮影に臨んだ。

 それを機にNHK・Eテレで放映している障害者のための情報バラエティー番組「バリバラ」に出演。メーカーのショーやパンフレットのモデル、講演会など、全国から依頼が寄せられるようになった。「自分が華やかに着飾ることで、誰かを笑顔にできる」。社会につながり、参加しているという実感ができた。

 一時はおしゃれをあきらめ、好きだったハイヒールも全て捨てた。今は、好きなデザインで脱いだり着たりするのがしやすそうな服を探し、ゴムでサイズを調節するなど工夫する。スカートが一番着やすく、車いすの武骨さもカバーしてくれるという。福岡コレクションでは、オーダーメード服を披露する予定だ。

 「今までずっと他人の目を気にしていた」という日置さん。街に出ると、まだまだ偏見を感じることもある。「普通の女の子と同じようにおしゃれをし、外に出て行くことで、私たちの存在を、ありのまま認めてもらえるようになれば」。そう願っている。

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