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卒業式当日、早朝から着付けをしてもらう小学生ら=17日午前、西宮市和上町(撮影・三津山朋彦)
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卒業式当日、早朝から着付けをしてもらう小学生ら=17日午前、西宮市和上町(撮影・三津山朋彦)
小学校の卒業式を前に、色とりどりの着物やはかまをそろえた貸衣装店=西宮市和上町
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小学校の卒業式を前に、色とりどりの着物やはかまをそろえた貸衣装店=西宮市和上町

 小学校の卒業式に、はかま姿で臨む女児が増えている。兵庫県西宮市内では、今年の予約が昨年の3割増になった貸衣装店もあるという。大学の卒業式で、はかま姿を経験した母親が好んだり、女児がファッション雑誌の和装モデルに憧れたり、背景はさまざま。17日に阪神間であった卒業式でも多くの児童が着飾った。(中川 恵)

 17日朝、西宮市和上町の貸衣装「近藤衣裳店」には約40組の親子が来店し、着付けを済ませて卒業式に向かった。和装にした芦屋市立朝日ケ丘小の児童は「去年の卒業生のはかま姿を見て、きれいだなと思って」と笑みを浮かべた。

 同店には西宮や芦屋市、神戸市東灘区からも予約があり、昨年の3割増。男児の問い合わせも増えており、近藤愛子社長(41)は「着物は日本の文化の一つ。卒業式を機に好きになってほしい」と期待する。

 西宮市戸田町のスエヒロ衣裳西宮本店でも5年ほど前から増え始め、昨シーズンは約100人が予約した。価格は「大学生の卒業式の半額くらいに抑えている」といい、着物とはかまのレンタルで1万2千~2万円程度。同店は、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」や、競技かるたに打ち込む少女の映画「ちはやふる」などで関心が高まったのではとみる。

 小学校の大半は制服がないため、服装は原則自由。ブレザーやセーター、ワンピースなどが卒業式の主流だが、「はかま姿の児童が1割弱いる」(西宮市立北夙川小、神戸市立御影小)、「数人程度」(芦屋市立山手小)と和装も目立つようになってきた。

 全国の呉服店などでつくる「日本きもの連盟」(京都市)の担当者は「東北の一部地域では伝統的にはかまをはくが、最近は全国的に都市部を中心に広がっている」と説明する。

 ただ、着慣れない和装で壇上に上がると転倒の危険性もある上、洋服に比べて割高。過熱すれば各家庭の負担増にもなりかねず、芦屋市教育委員会は「流行も分かるが、華美になり過ぎないようにしてほしい」と話している。

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