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ドローンの飛行禁止を呼び掛ける看板=竹田城跡
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ドローンの飛行禁止を呼び掛ける看板=竹田城跡
竹田城跡で飛ばされ墜落したまま放置されたドローン
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竹田城跡で飛ばされ墜落したまま放置されたドローン

 兵庫県朝来市和田山町竹田の国史跡・竹田城跡周辺で、市が飛行を禁じている小型無人機「ドローン」の目撃が後を絶たない。風にあおられて墜落したことも。史跡を傷つけたり、事故になったりする恐れがあり、市は看板を設置するなどして、ドローンを飛ばさないよう呼び掛けている。(長谷部崇)

 2015年11月、大阪市西成区の男性が飛ばしたドローンが、城跡の西約30メートルの林に落下。直径約40センチ、重さ2キロ弱の機体は、高さ約25メートルの枝に引っかかった。朝来市竹田城課は男性に回収を要請したが、別の業者が撤去するまで1年以上放置されたままだった。

 15年12月の改正航空法施行でドローンの飛行が規制されたが、昨年夏、外国人旅行者のグループが天守台からドローンを飛ばし、城跡に落ちた。けが人はなかったが、市はグループに厳重注意。城跡内4カ所に「ドローン禁止」の看板を設置した。

 しかし、その後も城跡内や約1キロ南東の観光駐車場などからドローンを飛ばすケースが相次ぐ。城跡の麓に住む和田山観光ボランティアガイドの上山哲生会長(65)は今年に入り、夜にパイロットランプを光らせ、飛行する機体を2度目撃。「石垣のライトアップを撮影しようと、麓の町から飛ばしたのでは」と推測する。

 3次元測量などでドローンを活用する建設コンサルタント会社社長の川見元さん(38)=朝来市=は「竹田城跡は周囲に遮る物がないため、吹き上げる風が強く、プロでも操縦は難しい」と話す。

 朝来市は石垣の状態を記録するため、閉山中の2月、ドローンによる撮影を同社に依頼。同社は大阪市西成区の男性が落としたドローンを回収した。

 川見社長は「落下でバッテリーが損傷すれば山火事を引き起こす恐れもある」と指摘。「ドローンは『空飛ぶ危険物』。多くの人が訪れる史跡での事故は取り返しがつかない」と警告する。

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