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兵庫県と姫路市の特別監査を受けた私立認定こども園「わんずまざー保育園」=姫路市飾磨区加茂(撮影・山崎 竜)
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兵庫県と姫路市の特別監査を受けた私立認定こども園「わんずまざー保育園」=姫路市飾磨区加茂(撮影・山崎 竜)

 兵庫県姫路市は19日までに、不適切な保育を続けていた私立認定こども園「わんずまざー保育園」(同市飾磨区)に対し、運営費の公費負担分を返還するよう求める方針を固めた。保育士数を実際よりも多く報告して給付金を水増し請求するなど、不正行為が常態化していたと判断した。市は国や兵庫県と協議して請求額を決める一方、水増し請求については刑事告訴も検討している。

 県と市が2月に実施した特別監査で、市に隠して保護者と直接契約を結び、定員の1・5倍の園児を受け入れていたことが判明。県などは近く、こども園の認定を取り消す方針を示している。

 同園は2003年、認可外保育施設として設立、15年3月にこども園の認定を受けた。運営のため、年間約5千万円の公費が給付されている。

 市は、同園が園児数について虚偽の報告をしてきたことを問題視するとともに、保育士数を水増し計上したり、園児の給食を減らして経費を浮かせたりするなどし、公費の一部を不正に受け取ったとみている。今後、請求額を精査する。

 認定こども園は、保護者が支払う保育料や、国や県、市からの給付金で運営。園児の年齢や保護者の就労状況などで1人当たりの給付額が決まり、園児数に応じて毎月支払われる。人件費や給食費なども含まれる。

 19日に会見した姫路市の岡本勝也・監査指導課長らは「保育士の水増しで給与分の給付費を多く受給した点などは詐欺に当たる可能性もあり、刑事告訴するかどうか検討したい」と話した。

 市は、正規定員の園児46人について、別の保育園に転園できるよう準備。希望する保護者には転園手続きを進めている。(金 旻革、木村信行)

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