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ひめじSubかる☆フェスティバルで姫路城を背に「自撮り」を楽しむコスプレイヤー=姫路市本町
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ひめじSubかる☆フェスティバルで姫路城を背に「自撮り」を楽しむコスプレイヤー=姫路市本町
匠工芸が手掛ける武器などのブース=姫路市本町
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匠工芸が手掛ける武器などのブース=姫路市本町
ひめじSubかる☆フェスティバルを楽しむコスプレイヤーら=姫路市本町
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ひめじSubかる☆フェスティバルを楽しむコスプレイヤーら=姫路市本町

 世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市)の周辺で、アニメやゲームの登場人物に扮(ふん)するコスプレイヤーを見かけることが多くなった。刀を擬人化したキャラクターが登場するゲーム「刀剣乱舞」などのヒットで和風コスプレが流行し、城の天守閣や神社が「本格的な写真が撮れる」「キャラの世界に入り込める」場所として評判になっているためだ。兵庫県内の関連ビジネスも活況に沸いている。

 週末のある日、姫路城近くの大手前公園や西御屋敷(おやしき)跡庭園・好古園はコスプレイヤーやファンであふれた。着物風の衣装でおもちゃの刀を持った人や、新選組の衣装を着た女性たちはカメラを向けられると、りりしい表情でポーズを決めた。

 漫画やアニメをテーマにした「ひめじSub(サブ)かる☆フェスティバル」。市内の若手経営者らが2月に企画し、今年は昨年を5千人上回る約2万人が足を運んだ。

 2年連続で参加した大阪市の女性会社員(24)は「納得できる一枚が撮れるので姫路にはよく来る。外国人も多く、記念撮影を求められることもある」と笑顔を見せた。

 自身もコスプレイヤーで、企画メンバーの杉田賢能(よりやす)さん(35)は「昨年以上の盛り上がり。催しをきっかけに姫路を好きになってくれたら」と期待する。

        ◇

 関連商品やサービスを提供する企業が急成長し、関連ビジネスは400億円超ともされるコスプレ市場。兵庫県内でもおもちゃの武器や道具、ウィッグ(かつら)の販売が盛況だ。

 プラスチック加工や店の看板を手掛ける匠(たくみ)工芸(高砂市)は、数年前からプラスチック製武器の受注を始めた。加工技術を生かした精緻な銃や剣は愛好家の心をつかみ、全国から注文が舞い込む。

 3Dプリンターを使い、実物大に仕上げる。「服は自分で作れるが、武器は段ボールになってしまう」と嘆くコスプレイヤーは多く、海外からの問い合わせも増えている。

 コスプレの衣装専門店を展開するエヌ・アイ・アイ(太子町)。ウィッグや小物などの豊富な品ぞろえを強みに東京や大阪に計3店舗を構え、通信販売にも力を入れる。

 もともとはゲームやアニメ関連のグッズを扱っていたが、差別化を狙い10年ほど前からコスプレに特化。特に人気を集めるのがウィッグで、幅広い形や色を求める“本格派”のリピーターが多い。

 ハロウィーンなどでコスプレ人口は広がっているが、同社は通年で楽しむコスプレイヤーを主な対象に絞る。同社担当者は「細部まで忠実にキャラクターを再現したいとの思いに応えるよう、高品質にこだわっている」と話す。(末永陽子)

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