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◆真実明かす最後のチャンス

 -市長は問題が発覚したときに深く反省したと言い、1年半のタイミングで責任をとって辞任。もっともらしく言っているが、何度も訂正の機会があったのに、問題は終わったと言い張っていてなぜ突然辞任になったのか。

 「心変わりと捉えられると返す言葉もないが、自分の心の中では当然反省していく中で、いろいろなことを進めてきた。併せていつかは真実を申し上げていかなければならない気持ちは1年半あったことは理解いただきたい」

 「なぜか。広報5月号で三木市の将来をかける大きなプロジェクトを実際的に今後、7月以降に具体的に動きだす。その段には、きちんと市民に打ち明け、ご了解を得た中で進めさせていただくと私自身が判断した。偽らざる気持ちを述べた。今こそ最後に市民に言うチャンス。逃してしまって1月を迎えると、市民への大いなる背信、裏切りになるという決断をした」

◆なぜうそを貫き施策を優先?

 -(慰労会)問題の根本の解決より、自身のプロジェクトのめどが立つことを優先したのか。

 「この1年のことか。プロジェクトを優先したのではなく、そう捉えられてやむを得ないところがあるかもしれないが、三木市を挙げて地域創生再生計画を1年かけて議論をしたやさき。打ち明けたい気持ちも多々あったが、自分の思っていることを俎上(そじょう)に上げるまで言わないという意味ではなくて、そのことで三木市、市政がすべて止まってしまう方が、市民の方に対し申し訳ないという思いがあった」

 -疑惑が渦巻いていたのにそれに答える形ではなく、ふたをして市政を進めることが優先だったと考えられたのか。

 「ふたをしてと言われてしまえばそれまでだが、優先順位の中で、私とすれば市民の今後の大きなことを決めていくそういう年、議論を散々したさなか、市政のストップの方がかえって大きな混乱を来すのではないかと判断した次第。私の意見はその通り」

◆反省はしている

 -その判断は今の時点でも間違っていなかったと思っているか。

 「何が正しくて何が間違っていたのかということだが、私とすればその判断で三木市の一定の方向性をつけることができたことは、評価というわけではないが、そういう形の去年なので、そうせざるを得なかったと結果論で判断をした。現実に進める段階には、市民に信を問うべきだと判断した」

 -揚げ足を取るわけではないが、真相を明らかにしなかったことを評価という言葉を使ったが、評価しているのか。

 「私の言葉尻を許してくださいませ。評価なんかしておりません、反省をしている。今までをほんとに言ってこなかったことを、この時点でこれだけ遅くなったことを申し訳ないという意味で申し上げた。評価という言葉尻が間違った使い方をしていれば許していただきたい。評価をしているという意味ではない」

 -うそをついてここまで来たが、きょうの説明にうそはないのか。(新たな)真実(の発覚)を隠すために発表したのかという見方をしてしまう。

 「当然記憶の範囲内でこれはすべて真実と打ち明けているところ。自分自身の判断として政治家として言う判断をした」

◆証拠メール隠ぺいの指示は

 -一昨年12月4日に関係部長だけなら「なかったことにしてはどうか」と北井副市長に言った。北井副市長に部長に口封じをしろと、隠ぺいをするためにどのような指示を具体的にしたか。

 「北井副市長から関係部長への伝わり方。隠ぺいかどうかは別にして、具体的に言うとメールの消去ということ」

 -部長へ「メールの消去をするように」と北井副市長に指示したか。

 「もうここに来ているので全部正直に申し上げる。記憶の範囲で書いているのは『なかったことにしてしまったらどうか』と申し上げた。それを受ける中で、北井副市長から関係部長への指示は『消去をしてください』という形で伝わっている。従ってその責任を取って、北井副市長からも辞任の届けが出ている」

 -メールの消去の指示は市長なのか、副市長がしたのか。

 「ですから、これ(発表資料)を読んでいただくと、私だと理解していただいて結構」

 -具体的にメールの消去をするように、(一昨年)12月4日、副市長との電話のやり取りであったか。

 「電話のやり取りはここに書いてある通り。『なかったことにしたらどうかということだけ』」

 -北井副市長はそれを忖度(そんたく)して6人の各部長にメールの消去を指示したという流れか。

 「そうです。しかしながらそれは北井副市長への電話の流れで言っているので、私からの消去指示だと受けてもらって間違いない。発言の内容を(資料に)書かせてもらったが、私からの消去指示と実質受け止めてもらって結構」

 -消去という言葉は使ったか。

 「自分の記憶の範囲内で書いている。『なかったことにしたらどうか』と私は申し上げているが、それは消去に実質近い言葉だと、同義だと受け取っていただいて結構」

 -消去という言葉を使ったかは覚えていないということか。

 「消去という言葉まで記憶がないわけだが、今更この時点に来て私が言っていないというわけではなく、こういう言葉で言った記憶はあるが、実質それを受けて副市長が指示をしているので、消去指示が伝わった」

 -まさに忖度ということか。

 「忖度かどうかと言われれば北井さんに私は責任をなすりつけるつもりは毛頭ないので、私の消去指示。北井の忖度ではない。『なかったことにしてしまったらどうか』とはイコール消去してくださいと受け止めてもらっていい」

◆ほかの隠ぺい工作は否定

 -部下の方々に問題が発覚しないような隠ぺい行動したのは、これ以外にどのようなことがあるのか。

 「これだけです。この段にいたって、政治家としての記者会見をしている。政治生命を失いかねない記者会見。この2点を正直に述べさせていただいている。これだけと受け止めていただいて結構です」

 -(一昨年)12月21日に「市民へのお知らせ」発行の最終期限で、部長を市長応接室に集めてゴーサインを出した。その際に問題が発覚しないように隠ぺいの指示はしていないか。

 「しておりません。既に議会の中での部長等への確認のやり取りがあり出せないという中で話がまとまったというのか、最終的にゴーサインを出した。新たな(隠ぺいを指示する)意味のことは一切していない」

 -市会で利害関係者が来ることを事前に知らなかったかを問われて、部長や教育長が「知らなかった」と答えたが、そういう指示はしたのか。

 「してません。もともと当時は病院から通って議会に来ていた。指示するいとまうんぬんではなく、この文書に書いてある通り、その前に自分が記者発表したり事実に基づいて前日に市議会に答弁を行っている。その流れの中で、部長たちが困惑の中で、そう答えざるを得ない状況に追い込んでしまったのではないかと思う。部長に『このように答えなさい』と言う形では一切言っていない」

◆隠ぺい工作は認める

 -(一昨年)12月4日に市長と副市長と電話で話した際に、関係部長だけなら「なかったことにしてしまったらどうか」と言ったのが問題隠ぺいの唯一の指示か。

 「隠ぺいの切り口で言うならその部分」

 -隠ぺいをしようとした発言だったと第三者から考えるが、隠ぺい工作だとお考えか。

 「そう捉えられてしても仕方がない。第三者の見方が正しい。当時はその考え方はなかったという非常に浅はかな考え方をしているが、後から考えると(隠ぺいが)順当なとらえ方」

 -これまで1年半うそをついてきた方が、この1回しか隠ぺい工作をしていないというのは信じがたいが、うそ偽りはないのか。

 「記者会見をするのであれば、ほかにあればこの際に申し上げる。そこまで、ほかにあるんじゃないかと言われるのはちょっと私としてはつらい。記者の考えとしてはよくわかるが、私とすればこの中で正直に話している内容。言えた義理ではないが」

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