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 国の特別天然記念物コウノトリについて、兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)など全国24の施設・団体が連携し、遺伝子の多様性を守りながら野生復帰を進める取り組みが、環境省などでつくる委員会から「連携事業」の認定を受けた。優良な取り組みの“お墨付き”を得た形で、関係者は「野生復帰を進める追い風になる」と喜ぶ。(阿部江利)

 一度は野生から絶滅した日本のコウノトリ。2005年から、人が育てて放鳥する取り組みが始まり、今では人の手を借りずに繁殖できるようになっている。

 しかし、同じ親から生まれた子どもが多いため、遺伝子上は病気や環境の急変などに弱い。現状を打開するため、コウノトリの飼育施設や野生復帰に取り組む自治体などは13年、連携組織「コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS)」を結成。動物園なども含め、全国規模での情報交換や繁殖を続けている。

 生物多様性の保全に向け、世界目標の達成を目指す「国連生物多様性の10年委員会」(事務局・環境省)が、同組織の活動を評価。「連携事業」に認定した。干潟や湿地を守る活動など約100件を認定しており、全国的に広報するなど活動を支える。

 コウノトリは今年3月、豊岡市周辺以外では全国で初めて、徳島県鳴門市でヒナがふ化。繁殖地も広がっている。同公園は「コウノトリが生きられる環境づくりには、一人一人が暮らしの在り方を見直すことが欠かせない。全国に理解を訴えていく上で認定はとても心強い」としている。

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