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出陣式に集まった支持者を前に決意表明する候補者=15日午前、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像の一部を加工しています)
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出陣式に集まった支持者を前に決意表明する候補者=15日午前、神戸市中央区(撮影・小林良多、画像の一部を加工しています)

 兵庫県知事選が告示された15日午前、立候補を届け出た4候補が街頭などで第一声を上げ、17日間の選挙戦がスタートした。歴代最多の5選を目指す現職に対し、3新人が刷新を訴える構図で、子育て、教育を含めた人口減少対策や産業・雇用政策などが論点となりそうだ。摂津、播磨、丹波、但馬、淡路の旧五国から成る多様性ゆえにかじ取りが難しいとされ、55年にわたって官僚出身者がトップに立ってきた兵庫県政。候補者はそれぞれの「新しさ」をアピールした。

 午前9時すぎ、現職の井戸敏三氏(71)は神戸市中央区の事務所前で演説に立った。自民、公明、民進の国会議員らを前に「私はやたらと長い間、知事をやってきたつもりはない。任期ごとの課題に誠実に努力を重ねてきた」と多選批判をけん制した。

 「新しい挑戦」という言葉を繰り返す一方で、16年間で大幅に改善した有効求人倍率や県内総生産(GDP)など、行政のプロとして積み上げた実績を強調。「実績と経験を基に、新しい視点で未来を切り開く。人口が減少しても活力ある兵庫をつくらないといけない」と熱弁を振るった。

 同10時前、新人のコラムニスト勝谷誠彦(まさひこ)氏(56)も神戸・三宮の街頭で第一声。テレビで知られたサングラス姿で登場し、辛口コメンテーターの論調そのまま「今の人、4期16年で何を残してますか。同じ知事が続くと、職員は忖度(そんたく)しまくり。県民なんか見ていない」とまくし立てた。

 勝谷氏は「県政のリフレッシュが必要」とした上で「地域の魅力を見つけて全国に発信するのが知事の仕事。僕は発信力、発掘力もある。せっかくの宝物を生かしきれてない。魅力を集めてこそ県の勢いにつながる」と訴え、教育、介護、医療の充実なども訴えた。

 同じころ、新人の元兵庫労連議長、津川知久(ともひさ)氏(66)=共産党推薦=は同市東灘区のJR住吉駅前でマイクを握った。4期16年の現県政で「地域から学校、病院がなくなり、公共交通機関も縮小した」と断じ、「官僚県政が財力を持った一部の層を後押しし、地域が利益の草刈り場にされてきた」と批判した。

 その上で訴えたのは、長年、反核・平和運動に関わってきた活動家らしく、「非核神戸方式の県内全港実施」や「原発ゼロ」。さらに「県民の生活を守る県政に転換を」と呼び掛け、高校卒業までの医療費無料化などを訴えた。

 新人の前加西市長、中川暢三(ちょうぞう)氏(61)も三宮で街頭演説に立ち「10年で社会、経済が激変するのに、20年も知事を続けてどうする。今の県には、経営感覚とチャレンジ精神がない」と批判。「私は加西市長時代、企業誘致などをして市民に追加負担を求めず、借金を減らした。今までと発想の違う行政が必要だ」と刷新を訴えた。

 「県政150年の歴史の中で補助金に頼ってきた結果、市町は国や県の下請けになっている。県の予算や権限を市町に移譲しよう。私は無所属・無党派。政策本位で知事を選ぼう」と呼び掛けた。

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