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 衆参両院の閉会中審査に参考人として出席、発言した文部科学省の前事務方トップ。その姿をどう受け止めたのか、兵庫県内の公務員に聞いた。

 「『行政がゆがめられた』と言うなら、現役時に声を上げるべきだった」と、疑問を呈するのは50代の県幹部。長年認められなかった獣医学部新設を巡り、国家戦略特区担当の内閣府から文科省に「総理の意向」などと伝えられたとする点は「忖度の有無は分からないが、所管する省庁が『うん』と言わない規制緩和を進めるのが、特区のそもそもの趣旨」と指摘した。

 県警で内勤業務に携わる50代の警察官も、前川喜平前事務次官に批判的だ。

 「民間人になってから暴露するのは『国民に奉仕する』という職責を、現役時に放棄していたということ。真面目に働く公務員まで悪い印象を持たれる」。その上で「納得できない職務なら進言すればいい。処分されても、内部通報制度がある」と語った。

 一方、「職員が守られる制度になっておらず、声を上げにくい状況だったのでは。神戸でも制度が機能しなかった」と自戒の念を込めるのは、神戸市の50代幹部職員。同市では、不適切な手続きで地域団体に多額の補助金が支出された問題を巡り、内部通報制度の在り方が問題視された。

 参考人として発言する前川前次官の姿を「問題点を明らかにして、改善を図ろうとしている」と評価。「改革にはある程度、政治主導が必要」と指摘しつつ、「今回はプロセスに透明性が欠けていた。加計学園ありきなら問題。新設予定の獣医学部に悪いイメージが付いてしまったのは残念だ」とこぼした。

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