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坂本村(現神戸市中央区)に新築移転された兵庫県庁舎=1868年(神戸市文書館提供)
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坂本村(現神戸市中央区)に新築移転された兵庫県庁舎=1868年(神戸市文書館提供)
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県内で初めて電灯がついた神戸のまち=1888年(神戸港振興協会提供)
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県内で初めて電灯がついた神戸のまち=1888年(神戸港振興協会提供)

 兵庫県が誕生して150周年まで、12日であと1年となる。神戸港の発展を支えるため、開港6カ月後の1868(明治元)年7月12日(旧暦の5月23日)に明治政府が設置。8年後には摂津、播磨、丹波、但馬、淡路と、全国でも例を見ない五国が一つとなり、多様な産業や文化を育ててきた。県は、イベントなどさまざまな取り組みで節目を盛り上げる。

 兵庫県は、明治政府が重要視する東京府(当時)、神奈川府(同)、大阪府、京都府、奈良県とともに、明治最初期に設けられた。

 初代知事には、後に内閣総理大臣になる伊藤博文が任命された。現在の神戸市兵庫区沿岸部の兵庫津にあった旧大坂町奉行所の出先を初代県庁として活用。周辺に点在する幕府領を管轄する小さな県だった。

 71年の廃藩置県後、現在の県域には、兵庫、飾磨、豊岡、名東の4県が置かれた。76年に3県(一部を除く)を兵庫県へ編入し、ほぼ現在の形になった。

 太平洋戦争による1945年の空襲では神戸、姫路をはじめ各地が焼け野原に。95年の阪神・淡路大震災でも神戸などの被災地が壊滅的な被害を受けるなど、兵庫県は多くの苦難を乗り越えてきた。

 県は150周年に向け、今月12日に県公館(神戸市中央区)で「五国・兵庫の魅力」をテーマにシンポジウムを開くのをはじめ、今秋には神戸市内で各地の文化や特産品などを紹介するプレフェスタを開催する。

 子どもたちのふるさと意識を養う機会にするため、小学5、6年生から地域の未来などについての作文、図画を募る。中学生向けには、漫画「ひょうごの歴史」を作成。高校生には、それぞれの地域資源を生かした活性化策などを話し合ってもらう。

 また、兵庫津にあった初代県庁舎を、当時の所在地近くに復元することも検討。兵庫の歴史を感じられる施設として、来年7月までに具体案をまとめる。

 今後、さらにイベントなどを計画する。県県政150周年記念事業室は「本格的な人口減少という新たな課題に直面する中、兵庫の歩みを振り返り、県民がそれぞれの地域をどのようにつくっていくのか考えられる機会にしたい」としている。(斉藤正志)

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