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会見で説明する(左から)人見滋樹理事長、永原郁子院長、小林和副理事長=神戸市役所(撮影・若林幹夫)
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会見で説明する(左から)人見滋樹理事長、永原郁子院長、小林和副理事長=神戸市役所(撮影・若林幹夫)

 関西の医療関係者らでつくるNPO法人「こうのとりのゆりかごin関西」(大阪府箕面市)は14日、予期せぬ妊娠や、出産後に「育てられない」と悩む母親が、子どもとともに24時間駆け込める相談窓口を来年3月に開設すると明らかにした。新生児の遺棄や虐待事件を防ぐための「命の救済場所にしたい」といい、神戸市北区にあるマナ助産院の一角に開設する。

 当初は、子どもを匿名で預かる「赤ちゃんポスト」の開設を計画。熊本市の慈恵病院に続く全国2例目を目指していたが、計画を変更した。

 相談窓口の名前は「面談型こうのとりのゆりかご」といい、スタッフは助産師10人。マナ助産院では通常のドアとは別の入り口を設け、母子が目立たずに訪問できるようにする。ドアホンを押すと助産師が出迎え、専用の面談室で話を聞く。匿名、実名に関係なく相談に応じ、母子の緊急の宿泊にも対応するという。産婦人科医が駆けつける態勢も整える。

 「ゆっくりと話を聞き、母子の状況に合わせた対応を一緒に考え、関係団体につなぎたい。児童相談所への同行もしたい」とマナ助産院の永原郁子院長(59)。児童相談所のほか、特別養子縁組をあっせんする民間団体、一時保護施設(シェルター)などとの連携を計画している。母親が子どもを置いて姿を消した場合は、児童相談所などに連絡するという。

 また、予期せぬ妊娠や出産の悩みに応じる電話相談「こうのとり・にんしんSOS」を、今年12月に始めるといい、通常相談と24時間対応の緊急相談を予定しているという。

 永原院長らは今後、神戸市と相談しながら助産院の改修工事や関係団体との協議を進めるほか、開設費用の寄付協力を呼び掛けるという。(中島摩子)

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