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今夏から須磨海岸に毎週末に登場するビーチマット。木戸俊介さん(右)らが資金を集めて購入した=神戸市須磨区
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今夏から須磨海岸に毎週末に登場するビーチマット。木戸俊介さん(右)らが資金を集めて購入した=神戸市須磨区
試験的に導入した水陸両用の車いす(木戸俊介さん提供)
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試験的に導入した水陸両用の車いす(木戸俊介さん提供)

 関西有数の海水浴場として知られる須磨海岸(神戸市須磨区)を誰でも利用できるようにしようと、今夏、車いす利用者や海の家関係者ら有志が動きだした。その名も「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」。車いすに乗ったまま砂浜を移動できる「ビーチマット」を海開き期間中の毎週末に砂浜に敷き、ベビーカーでも波打ち際まで行き来できるようにした。海にそのまま入れる水陸両用車いすも体験できるようにし、“バリアフリー”な須磨海岸の実現に向けた一歩を踏み出した。(杉山雅崇)

 活動の中心となっているのは神戸市北区のイベントプロデューサー木戸俊介さん(31)。2年前の交通事故で下半身の感覚を失い、リハビリのため半年間滞在したオーストラリアでビーチマットに出合った。

 「地元の須磨にもぜひ」と木戸さんが呼び掛け、友人のライフセーバーらが協力。インターネットで資金提供を呼び掛ける「クラウドファンディング」で計約160万円を集めた。

 購入したマットはポリエステル製で、幅約1・5メートル、総延長約80メートル。車輪が砂に沈み込むのを防ぎ、浜の入り口から波打ち際まで車いすで移動することができる。5月のイベントであったお披露目式ではベビーカーの親子連れや車いす利用者がマットを体験。「波打ち際まで行けて気持ちよかった」など好評だった。

 水陸両用車いすは、軽量な骨組みと特殊なタイヤによって水に浮く仕様で、国内でも導入が進んでいる。15日には、車いすを使った野外活動イベントなどを手掛ける団体から水陸両用車いすを借り、試乗会を開いた。今後、体験者の声などを聞き、購入も検討する。

 海岸周辺の段差や遊歩道の整備状況などのチェックにも取り組んでいる木戸さん。「障害のある人が来ても不自由なく楽しめるビーチを目指したい。健常者の方々が私たちの活動を知ることで、バリアフリーについて考えるきっかけになれば」と話す。

 ビーチマットや水陸両用車いすの試乗会などについては木戸さんTEL080・1181・7002

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