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健康遊具で体力づくりに取り組むお年寄り=三田市弥生が丘6、深田公園
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健康遊具で体力づくりに取り組むお年寄り=三田市弥生が丘6、深田公園
健康遊具で体力づくりに取り組むお年寄り=三田市弥生が丘6、深田公園
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健康遊具で体力づくりに取り組むお年寄り=三田市弥生が丘6、深田公園

 かつて10年連続で人口増加率日本一を誇った兵庫県三田市で、滑り台やブランコなど老朽化した公園の児童向け遊具が、高齢者らが手軽に体を動かせる健康遊具に更新されるケースが増えている。1981年、大阪や神戸・阪神間のベッドタウンとして、ニュータウンへの入居が始まった同市は今も“若いまち”だが、2010年から30年間で高齢者は倍増し、増加率は兵庫県内トップ、全国でも屈指の高さとなる見通しだ。休日、多くの親子連れでにぎわった公園の風景も変わりつつある。(山脇未菜美)

 三田市のフラワータウンにある深田公園(同市弥生が丘6)。7月下旬、公園の一角で数人の高齢の男女が健康遊具を使っていた。手を伸ばして鉄製の棒にぶら下がったり、ベンチのように座って体を後ろに反らせたりしている。

 お年寄りたちは地元のグラウンドゴルフ部のメンバーで、練習後や散歩の途中によく利用するという。棒にぶら下がって背筋を伸ばしていた男性(69)=同市弥生が丘=は1990年に入居。「以前は公園にたくさん子どもがいたけど、最近はお年寄りも多い。無理なく自分のペースでできる健康遊具はありがたい」と話す。

 兵庫県などによるニュータウン開発で、87年に4万人台だった三田市の人口は96年には10万人を突破。人口増加率で10年連続日本一を達成した。人口の急増に伴って公園も次々と整備され、現在は市内165カ所のうち、半数近くの76カ所がニュータウンにある。

 しかし人口は頭打ちとなり、高齢化も進展。国の推計によると、2040年の市内の65歳以上人口は10年から2倍に増え、増加率で県内市町トップとなる見通しだ。75歳以上でみると、原発被害が続く福島県を除き、全国約1800の市区町村で16番目に高い増加率になるとみられる。

 こうした実情を背景に公園の姿も変化している。市は地元住民らと相談し、高齢者の健康づくりに役立ててもらおうと健康遊具を積極的に設置。11年までに17カ所の公園に設け、その後は老朽化した子ども用遊具を年間数カ所ずつ健康遊具に切り替えている。現在は市内の公園24カ所に健康遊具があるが、うち8割近い18カ所がニュータウンに集中している。

 三田市は今後も順次、予算と地元の要望に応じて健康遊具を増やす予定で、市公園みどり課は「ニュータウンの開発当初とは公園を利用する対象が変化している。今後も多くの市民が楽しめる公園を目指したい」とする。

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