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防災を誓うモニュメントに花を手向ける関係者ら=兵庫県佐用町久崎
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防災を誓うモニュメントに花を手向ける関係者ら=兵庫県佐用町久崎

 死者・行方不明者22人を出した2009年8月の兵庫県西・北部豪雨から8年を迎えた9日、遺族や町幹部ら約80人が、同県佐用町久崎の「復興ひろば」にあるモニュメント前で花を手向けた。犠牲者の冥福を祈り、防災の取り組みを進めることを改めて誓った。

 09年8月9、10日、台風に伴う豪雨のため、同町などで記録的な雨量を記録し、河川が氾濫した。20人が死亡、2人が行方不明になり、浸水被害は広範囲に及んだ。

 県などは災害後、同町から上郡町にかけての千種川水系で、総延長約55キロを対象に復旧と防災対策の改修工事に着手。500億円以上をかけ、河川の拡幅や掘削を進め昨年、ほぼ完了したとして式典を開いた。

 佐用町は災害を教訓に、同じ集落でも危険性に応じて、世帯ごとに異なる避難方法を示した避難マニュアルを作成。14年4月から運用を始めている。

 この日の献花では、同町の庵逧典章町長があいさつし、今年7月の九州北部の豪雨にも触れ、「被害を受けた苦しみは痛いほど分かる。再び同じ思いをしないため安心に暮らせるまちをつくりたい」と述べた。

 災害で義理の娘と2人の孫を失った同町の男性(76)は「8年経ても、あの日のことは今も心残りとなっている。河川工事が終わり大丈夫と思っている人が多いが、悲劇を忘れてはいけない」と唇をかみしめた。(西竹唯太朗)

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