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ヒアリなどの侵入や定着を防ぐ対策を議論する専門家ら=神戸市役所
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ヒアリなどの侵入や定着を防ぐ対策を議論する専門家ら=神戸市役所

 強毒性の特定外来生物「ヒアリ」や「アカカミアリ」が兵庫県尼崎市や神戸港で見つかったことを受け、神戸市は10日、有害な特定外来生物の侵入防止策を考える有識者会議の初会合を開いた。同市が呼び掛け、国立環境研究所生物・生態系環境研究センターの五箇公一室長をはじめとする専門家や環境省の職員ら17人が出席。委員からは、在来種の生態系も考慮した防除対策などを求める声が上がった。

 ヒアリは5月に国内で初めて尼崎市で発見され以降、名古屋市や福岡県などでも相次いだ。環境省によると、9日時点で繁殖能力のある女王アリも含め8都府県で12例見つかっている。

 神戸市内では6月19日~8月7日に市民から230件の相談が寄せられたが、いずれも確認されなかったという。

 会議で、市は侵入リスクに応じて市内を5区域に分けたマニュアルの策定や港湾エリアでの駆除剤設置、定期的なモニタリング調査について説明。委員からは「ヒアリの特性をよく調べた上で調査時期や回数を検討した方がいい」「在来種には影響しないよう生態系に配慮した駆除剤の利用を」などの意見が出た。

 また、台湾やニュージーランドの対策を挙げ「すでに定着した国はあくまでも悪い例として参考にし、定着させないための先進的な対策を神戸独自で考えなければならない」との指摘もあった。

 この会議の会長を務める五箇室長は「海洋国の日本は、ヒアリ以外も色んな外来種が侵入する危険にさらされている。神戸だけでなく、日本全体の防止策を確立できるよう進めていきたい」と述べた。会議は11月に第2回が開かれる予定。(末永陽子)

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