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立体商標に登録されているスコアボード=西宮市の阪神甲子園球場(撮影・後藤亮平)
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立体商標に登録されているスコアボード=西宮市の阪神甲子園球場(撮影・後藤亮平)

 高校球児の熱戦が続く阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)。今年で誕生から93年。知られざる“甲子園トリビア”を紹介しよう。

 内野席を覆う「銀傘」などと並んで聖地の名物とされるのが、センターバックスクリーンの上にそびえ立つスコアボードだ。時計の部分が突き出し、「凸」のような特徴的な外見は、まさに球場の「顔」。この形状を、阪神電鉄が商標登録していることはあまり知られていない。

 同球場は1924(大正13)年8月、甲子園大運動場として完成。阪神電鉄によると、当初のスコアボードは一般的な長方形で、右中間の辺りにあった。凸型になったのは、34(昭和9)年に設置された2代目からという。向かって右側に得点、左側に選手名を表示するスタイルは今に続く。84(同59)年には電光掲示板となり、その後も改良を重ね、現在はLEDカラー映像も可能となっている。

 一部では「軍艦型」とも表現されるが、同電鉄は「形の明確な由来は不明」とする。一方で、シルエットだけでそれと分かるユニークさを重視し、2011年に立体商標を特許庁に出願、認められた。

 立体商標といえば、ヤクルトの容器や、不二家の「ペコちゃん」などが有名だが、球場のスコアボードは珍しい。権利の対象は、携帯電話グッズから家具、衣類、おもちゃ、食品まで幅広く、担当者は「他の球場にない、大切な甲子園のシンボルを守るため」と説明する。

 同電鉄は、1995年に施設名の「阪神甲子園球場」を登録し、2012年には「甲子園」でも商標権を得ている。

(小川 晶)

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