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枯死していることが確認された一本松=8月28日、竹田城跡
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枯死していることが確認された一本松=8月28日、竹田城跡
葉が生い茂っていたころの一本松=2015年6月4日、竹田城跡(朝来市提供)
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葉が生い茂っていたころの一本松=2015年6月4日、竹田城跡(朝来市提供)

 兵庫県朝来市和田山町竹田の国史跡・竹田城跡の一角に立つ「一本松」と呼ばれるアカマツが、枯死したことが分かった。城跡南端の見晴らしのよい場所にあって周囲を歩く観光客も多く、幹周辺の土が踏み固められてしまったため、衰弱していた。放置すると危険なため、市は周辺の見学通路を立ち入り禁止にし、来年1、2月の冬季閉山中に伐採する方針という。(長谷部崇)

 一本松は城跡の「南千畳」と呼ばれる場所にあり、樹齢は推定100年以上、高さ約15メートル。石垣の上にそびえる姿は麓からもよく見え、城跡のシンボル的存在だった。

 しかし、雲海などの人気で急増した観光客が周辺を踏み歩き、2011年ごろから地表の草が失われて土壌が露出。根もむき出しになって樹勢が衰えていた。

 樹木医が経過観察していたが、今年1、2月の大雪なども影響し、この夏から急速に葉が落ち、全体が赤茶色にくすんでいったという。異変に気付いた市民から「あのマツを助けてやってくれ」との声も市に寄せられたが、かなわなかった。土壌改良による木の治療や植樹は、遺構を掘り起こすことになり、国史跡では不可能だという。

 和田山観光ボランティアガイドの上山哲生会長(66)も「城跡の景観に趣を添え、地元でも愛されていたのだが…」と寂しがる。市は、一本松の周辺に自生するアカマツの幼木を柵で囲むなどして保護。「大きく育つまで十数年かかるだろうが、長い目で見守るしかない」としている。

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