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12年ぶりに関西で開催される日本顔学会大会をPRする岸野文郎大会長(右)と長田典子実行委員長=三田市学園2、関西学院大学理工学部
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12年ぶりに関西で開催される日本顔学会大会をPRする岸野文郎大会長(右)と長田典子実行委員長=三田市学園2、関西学院大学理工学部
調査で使用した「話しかけやすい顔」(右)と「話しかけにくい顔」(日本顔学会提供。合成写真のため輪郭などがぼやけています)
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調査で使用した「話しかけやすい顔」(右)と「話しかけにくい顔」(日本顔学会提供。合成写真のため輪郭などがぼやけています)

 モテる顔とは? プロレスの覆面マスクの変遷は? 「顔」に関するさまざまな研究成果が発表される「日本顔学会」の大会が9、10両日、関西学院大学の上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市)で開かれる。関西では12年ぶり、兵庫県内では初開催。人類学者や医師らのほか、化粧品メーカーなど、70を超える多彩な研究成果が披露される。(前川茂之)

 日本顔学会は1995年に発足。「顔」に関心のある人なら誰でも参加でき、医学や工学、心理学などの学者だけでなく、美容師や主婦ら会員数は664人(2013年12月)に及ぶ。

 細くとがったあごが印象的な「未来人」の顔や、パソコン画面上で自分の理想の顔を作る仮想体験など、大会で発表されるユニークな内容が、毎年話題を呼んでいる。

 今年のテーマは「ブランドとしての顔-魅せる感性・見る感性」。化粧品メーカーなどが企業の「顔」になっている看板商品について説明する。

 また、「話しかけやすい顔」の特徴を調べた研究もある。複数の写真から声をかけやすい顔を選んでもらうアンケートを実施。目や鼻など顔のパーツが下にある方が話しかけやすいことが分かったが、選ぶ理由は男女で異なっていた。

 男性はこうした顔に「子どもっぽい」「親しみやすい」との印象を抱き「コミュニケーション障壁の低さ」を重視していたのに対し、女性は「知的」や「出しゃばり」だと感じ「返答処理能力の高さ」や「応答可能性の高さ」を重視していることが分かったという。

 また、婚活サイトなどでマッチング成功率が高い顔と低い顔を比較した研究や、写真シール機で最も「かわいく」写る距離の検討や、プロレスの覆面レスラーの進化を考察した研究もある。さらには、コスプレイヤーのメークの実態や目的、「CM起用社数上位タレントの顔は流行を作り出すか」など、さまざまな視点から見た顔についての発表がある。

 実行委員長で関西学院大の長田典子教授(感性情報学)は近年の「顔学」について「ビッグデータの活用によって、人が顔を見て何を感じるか、心の内面の動きが解明されつつある」と説明する。

 会場にはコンピューターによる似顔絵体験や、自分の顔の加齢シミュレーションなど一般の人が参加できるブースも設置される。

 9日は午前9時50分から。10日は同9時から。事前申し込み不要で、参加費は一般5千円(一部の特別講演は無料)。大学生3千円。高校生以下は無料。問い合わせはメールで事務局(forum2017@jface.jp)へ。

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