社会社会shakai

  • 印刷
開発したペティを手にする竹内洋子さん(左)と長女園絵さん、孫華帆ちゃん=神戸市長田区水笠通4
拡大
開発したペティを手にする竹内洋子さん(左)と長女園絵さん、孫華帆ちゃん=神戸市長田区水笠通4

 阪神・淡路大震災をきっかけに、歯周病に効果がある歯磨き粉や洗口液を開発し、大ヒットさせた神戸市長田区の元うどん店おかみ、竹内洋子さん(62)が、今度はイヌとネコ向けの歯磨きジェルを開発した。長寿命化するペットも人間同様、歯周病に悩むケースも多いといい、「動物保護団体にも使ってほしい」と、試してみたい団体を募っている。(上田勇紀)

 洋子さんは、1995年の阪神・淡路大震災で同区水笠通4にあった義理の父母宅が全壊し、義母正枝さんが建物の下敷きになり、亡くなった。

 3カ月後に店を再開したが、妻を亡くし、落ち込む義父儀平(ぎへい)さん=98年に死去=を励まそうと育毛剤の開発を始めた。近所に生えていた野草や木の葉など50種類以上の植物をアルコールに漬け、抽出したエキスで効果を検証したが、うまくいかなかった。

 当時、歯周病に悩んでいた洋子さんは、育毛剤の開発に使った植物の一つで、仏花によく使われる針葉樹「コウヤマキ」のエキスを試しに塗ってみたところ、数週間で血が止まり、1カ月後には健康な歯茎に戻ったという。その後、大阪歯科大で効果が実証され、2012年には特許が認められた。コウヤマキのエキスを使った歯磨き粉と洗口液は約20万個を売り上げるヒット商品になった。うどん店をたたみ、販売会社社長となった今も、各地から注文が相次ぐ。

 その愛用者から「動物も歯周病に悩んでいる」との声が届き、ペット向けの商品開発に挑んだ。近年、イヌ、ネコも長寿命化につれて歯周病のトラブルが増加。進行すると歯がぐらついて抜けたり、歯と歯肉の間からうみが出たりするという。

 コウヤマキエキスに複数のビタミンを混ぜるなど試行錯誤を重ね、味を整えた新商品「デンタアプローチ ペティ」(25グラム、2160円)を開発した。

 「ペティを歯ブラシや指サックに塗り、優しく歯を磨いてほしい。嫌がる場合は口元に付けることでも効果が見込める」と洋子さん。「震災をきっかけに、諦めないことを学んだ。ペットの歯周病に悩む人の力になりたい」と力を込める。

 本数に限りはあるが、希望する動物保護団体に商品、送料とも無料で送る。Y&STEL0120・783・784

社会の最新
もっと見る

天気(11月22日)

  • 15℃
  • 7℃
  • 80%

  • 14℃
  • 2℃
  • 80%

  • 15℃
  • 6℃
  • 70%

  • 14℃
  • 3℃
  • 80%

お知らせ