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関東在住の加古川東高校卒業生らが親交を深めた同窓会=2016年11月11日、東京都千代田区
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関東在住の加古川東高校卒業生らが親交を深めた同窓会=2016年11月11日、東京都千代田区

 旧友や恩師と再会し、思い出話に花を咲かせる同窓会。東京には「支部」も多く、兵庫関係は県が把握するだけで約50団体が活動する。参加者集めなど幹事の負担が共通の悩みとなっており、業務をサポートする「幹事代行サービス」の利用が広がっている。(藤森恵一郎)

 8月下旬、都内で兵庫県内の高校、大学の同窓会幹事らが集う交流会が開かれた。「団塊の世代が役員をしなければ、なり手がいない」「体調が悪化し、参加できない会員も多い」。話題は会員の高齢化に伴う不安と、働き盛り世代の参加をいかに増やすかに集中した。歴代卒業生を集める学校全体の同窓会は特に人集めに苦労するという。

 県東京事務所が今夏、各同窓会東京支部に初めて実施したアンケートでは、回答した38支部のうち、この5年で参加者が増加しているのは、瀧川学園や加古川東高校など6支部にとどまった。瀧川学園の幹事は「在京の大学生を対象に就職相談会などを開き、参加も呼び掛けている」と工夫を明かす。一方、21支部は横ばいで、11支部は減少している。「働き盛りは転勤などで安定的な参加が見込めない」「個人情報が入手しづらくなり案内が難しい」などの悩みが寄せられた。

 こうした中、需要を伸ばしているのが同窓会の企画から会場の手配、当日の運営を代行するサービスだ。

 2009年創業の大手、笑屋(しょうや)(東京)は16年に490件の同窓会を企画し、今年は520件を見込む。12年の140件から4倍近く増えており、兵庫県内の学校が開く同窓会も、15年1月から今年8月までに約70件を手掛けた。

 多いのは30代後半から40代が同期で集まる同窓会。フェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)や無料通信アプリLINE(ライン)でつながり、開催に至るケースが目立つという。真田幸次代表(33)は「仕事や子育ての経験を積んで将来が見通せるようになり、過去を振り返る余裕ができる年代なのでは」と分析。「大事なのは普段から幹事が率先してSNSなどで同窓生の強いコミュニティーを築いておくこと」とアドバイスする。

 同窓会の活性化に、意欲的な幹事の存在は欠かせない。長田高校(神戸市)の同窓会、神撫(しんぶ)会東京支部は、幹事を40代半ばの当番制にした十数年前から参加者が増えた。同支部理事の田中直美さんは「高校時代の文化祭の準備のように、同期でわいわい楽しくやれるのがいい」と話している。

【同窓会幹事代行サービス】公式の統計はないが、同窓会の企画、運営を代行する事業者は東京、大阪を中心に現在約30社あるとされる。2002年創業で業界最古参の同窓会ネット(大阪)は「5年ほど前までは物珍しがられたが、最近は認知されてきた」とし、40、50代の会を中心に年300~350件を手掛ける。

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