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 安倍晋三首相の解散表明を受け、「10月10日公示-22日投開票」の日程で実施される見通しの衆院選。今月28日の解散から投開票までわずか25日間という短期決戦は、兵庫県内にもさまざまな影響を及ぼしている。10月は祭りや各種イベントがめじろ押しの地域も多く、各市町の選挙管理委員会などは投開票所となる施設や事務を担う人員の確保、選挙啓発に向けた対策などに頭を悩ませる。

 「選挙より祭りを優先する土地柄。祭りは終日続くので、合間に投票に行くのは難しい」。投開票日が祭りの本宮と重なった魚吹(うすき)八幡神社(姫路市網干区)の沢弘隆宮司(72)は、投票率の低下を懸念する。

 同神社は播磨最大とされる氏子25地区を抱え、本宮では早朝から夜遅くまで祭りが続く。投票所になることが多い各地区の公民館は既に祭りの拠点となっており、「(選挙と)共存できるのか」と不安視する声が上がっているという。

 そもそも10月は播磨や丹波地域などでは祭り月。ほかにも市町職員が運営などに携わる催しが各地で予定されており、開票事務などに必要な職員数をどう確保するか-が複数の市町で大きな課題となっている。

 加古川市では21、22日、若手将棋棋士の登竜門として同市が主催する「加古川青流戦」決勝がある。例年、初日夜に地元選出の国会議員や地方議員らも出席して盛大なレセプションが開かれるが、今年はどれだけの出席があるか不透明。選挙報道の陰に隠れる可能性もあり、関係者は「藤井聡太四段の活躍などで将棋に注目が集まっているだけに残念だ」と声を落とす。

 また、地方選を予定していた市町も対応に追われている。神戸市はもともと22日投開票で市長選、市議補選(4選挙区)を予定。啓発用のポスター2万8千部とチラシ20万部が完成した直後、解散の風が吹き始めた。同日選は戦後初めて。衆院選も加えるために作り直す必要があり、数百万円が無駄になるという。

 市議選との“ダブル選”になる朝来市も「(2005年の)新市発足後、地方選と国政選挙が重なるのは初めて。一つずつ開票するのがいいのか、同時並行的にやるべきなのか…」。29日に投開票予定だった市長選・市議選を22日に前倒しする西脇市の担当者も「これだけ選挙が重なるのは1980年代の衆参同日選以来で、ほとんどの職員にとっては未知の世界」と不安をにじませる。

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