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 在日コリアンをはじめ世界の民族文化に親しむ催し「あつまろか 東はりまマダン」が、20年の歴史に幕を下ろす。食や民族舞踊を通じて異文化交流の輪を広げようと、兵庫県の東播地域で毎年開かれてきたが、実行委員の高齢化や資金確保の難しさから終止符を打つ。9日に高砂市文化会館・市文化保健センターで有終の美を飾る。(津田和納)

 マダンは朝鮮語で「広場」を意味し、在日コリアンらの交流の場として広まった。兵庫県内では1990年の「長田マダン」(神戸市)が最初。東はりまマダンは98年に始まった。今も芦屋や尼崎、加古川など各地で開かれている。

 東はりまマダンは、在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の各支部と地域住民が実行委員会をつくって共催してきた。かつて在日コリアンが住み、朝鮮学校もあった地域の歴史に着目し「北も南もない播磨の地で、地続きの交流の場をつくりたい」と、高砂市の教員で兵庫県在日外国人教育研究協議会の古田圭策さん(59)=加古川市=らが中心になって呼び掛けた。

 例年、舞台では、韓国・朝鮮の華やかな舞踊や歌が披露され、勇壮なチャンゴ(朝鮮太鼓)のリズムに合わせて参加者が輪になって踊る。国籍や性別、年齢、障害の有無などで人を区別しない世界観に感涙する参加者もいたという。

 だが「体力面で難しくなってきた」と古田さん。資金は地元住民や企業からの寄付で賄ってきた。「地域の支えを感じるが、ここで一区切り。20年で培われた地域の絆は生き続ける」と思いを込める。

 最後のマダンではアジアの伝統芸能が披露され、多様な地域の料理が食べられる屋台が並ぶ。入場無料。午前11時~午後3時半。東はりまマダン実行委員会TEL080・6117・1186

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