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カズオ・イシグロさんのノーベル文学賞決定を伝える新聞を手に、喜びを語る叔母の森永和子さん=6日午後、神戸市中央区
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カズオ・イシグロさんのノーベル文学賞決定を伝える新聞を手に、喜びを語る叔母の森永和子さん=6日午後、神戸市中央区

 カズオ・イシグロさん(62)のノーベル文学賞決定から一夜明けた6日、神戸市中央区に住むイシグロさんの叔母、森永和子さん(88)と、和子さんの長男でイシグロさんのいとこに当たる聡さん(57)=三田市=が取材に応じ、喜びを語った。和子さんと、姉でイシグロさんの母の静子さん(91)は長崎の被爆者。「原爆の傷跡が残る町で幼少期を過ごしたことが、作品に反映されているのかもしれない」と語った。

 和子さんは、娘からの電話で受賞を知ったといい、「テレビにカズオが映っていて驚いた。おめでとうと伝えたい」と喜んだ。

 和子さんは、爆心地付近で黒焦げの遺体を焼き、骨を集めた記憶が強烈に残る。一方、イシグロさんのデビュー作「遠い山なみの光」(1982年)は、被爆後の長崎で生きる女性が主人公。「被爆体験を伝えたことはないが、カズオは長崎に向き合い続けたはずだ」と推し量る。

 聡さんは「5年以上前から、ノーベル賞発表の季節には『今年こそは』と期待していた」と打ち明ける。

 約25年前、イシグロさんの来日時に親戚で集まり、初めて会ったという。「物静かで優しそうな印象。作風とも通じるところがある」。静子さんが病気になり、和子さんの頼みで病状を尋ねた際は、丁寧な説明とともに「大変だけれど心配しなくて大丈夫です」などの言葉があったという。

 「昨日は急なことでびっくりした。今日中に母のメッセージも添えてメールを送りたい」と声を弾ませた。(井上 駿、神谷千晶)

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