社会社会shakai

  • 印刷
住居を守るための排水溝に使われたとみられるくいが並ぶ谷筋=豊岡市日高町祢布
拡大
住居を守るための排水溝に使われたとみられるくいが並ぶ谷筋=豊岡市日高町祢布
住居を守るための排水溝に使われたとみられるくいが並ぶ谷筋=豊岡市日高町祢布
拡大
住居を守るための排水溝に使われたとみられるくいが並ぶ谷筋=豊岡市日高町祢布
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 兵庫県教育委員会は11日、豊岡市日高町祢布の山中で、古墳時代から平安時代の集落跡とみられる「小垣谷遺跡」を発見した、と発表した。集落には不向きな狭い谷筋の傾斜地を、排水溝を掘るなどし、居住地として活用しているのが特徴。現在の県庁に当たる「但馬国府」との関わりも考えられるという。

 北近畿豊岡自動車道の延伸工事に伴って見つかり、7~10月に約2300平方メートルを調査。幅約30メートル、長さ150メートル以上の細長い谷筋にあり、主に8世紀後半~11世紀に使用されたという。

 柱12本を使った1棟分の建物跡が確認でき、他にも柱の跡が見つかったが、ごく小さな集落とみられる。谷筋の水が住居の方にあふれないようにするため、くいや板で護岸された排水溝が長さ約55メートルにわたって掘られており、溝からは多くの土器が出土した。

 但馬国府は史書「日本後紀」で平安初期(9世紀)の804年、別の場所から日高町祢布に移ったとされ、同遺跡は国府跡の北側の山奥に位置する。周囲からは、国府跡地とされる「祢布ケ森遺跡」や大規模な集落跡などが見つかっている。

 県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部の山田清朝副課長(57)は「但馬国府の下級役人が住んでいた可能性も考えられる。湿地が多い地域で、住む土地をどうやって確保していたかがうかがえる発見だ」と話す。

     ◇

 15日午後1時半から、一般向けの現地説明会が開かれる。県教委から調査の委託を受けた「まちづくり技術センター」の職員らが、発掘の成果を紹介する。無料。予約不要。小雨決行。同遺跡現地事務所TEL0796・42・5822

(阿部江利)

社会の最新
もっと見る

天気(12月11日)

  • 11℃
  • ---℃
  • 20%

  • 7℃
  • ---℃
  • 70%

  • 11℃
  • ---℃
  • 20%

  • 10℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ