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謝罪する市シルバー人材センターの藤川参与(中央)ら幹部=明石市中崎1、明石市役所
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謝罪する市シルバー人材センターの藤川参与(中央)ら幹部=明石市中崎1、明石市役所

 兵庫県明石市シルバー人材センターは13日、現金の着服を繰り返していた男性課長(64)を9月14日付で懲戒免職にした、と発表した。また、着服額も内部調査で約800万円増え約1400万円になった、と明らかにした。既に発覚していた手口と同様の方法で、登録会員の人件費などを不正に処理。同センターは、計約1400万円全額について、男性から9月までに返済されたことから刑事告訴はしないという。

 男性は事業課長だった8年前に不正を始め、再任用され事業担当課長となった2013年4月以降も着服を続けていた。再任用前の退職時には、退職金1410万円を受け取った。同センターは、退職金返還の規定がないため自主返納を求めたが、応じていないという。

 男性は、事業所や家庭などから仕事を受注し、会員の高齢者に依頼する業務を担当。同市内などの事業所から倉庫の片付けや工場内の荷物移動などを受けた名目で、虚偽の請負額などを会計システムに入力し、特定の会員の口座に報酬に当たる「配分金」を振り込んだ。

 亡くなった会員の家族から情報提供を受けたことで、6月に約600万円の着服が発覚。同センターが内部調査したところ、2009年10月~今年5月に発覚分を含めて112回、25人に対して約6万6千円~約22万5千円の不正操作を行っていた。会員には「若い職員が誤って別人分を振り込んだ」とだまして、口座から引き出させ、その金額を手渡しで受け取るなどしていた。未収金分は、同センターが実際に受け取っていた事務手数料の割合を減らす操作をして充当。未収金が多額にならないよう、架空受注の業者を定期的に変えていた。

 男性は友人の保証人となり借金を抱えた頃から不正を繰り返し、飲食費やパチンコ代などにも使っていたという。(藤井伸哉)

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