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長田区の丸五市場。木造建築物が密集し、空き店舗が増えているため、ひとたび火災が起きれば延焼は避けられない=神戸市長田区
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長田区の丸五市場。木造建築物が密集し、空き店舗が増えているため、ひとたび火災が起きれば延焼は避けられない=神戸市長田区

 兵庫県明石市大蔵中町の商店街「大蔵市場」で10月25日に店舗兼住宅約2600平方メートルが全焼した火災を受け、各地の消防局や商店街が再発防止のために動きだしている。防火計画の立案や空き店舗の実態調査などに乗り出したが、人手不足に悩む店主らからは対策の限界を訴える声もあり、延焼を防ぐための課題が浮き彫りになっている。(杉山雅崇)

 明石市消防本部などによると、大蔵市場は老朽化が進み、連なる店舗兼住宅の多くが空き家だった。

 建物が密集した商店街が数多くある神戸市では以前から、同市消防局が火災延焼の可能性が高い10の商店街を「木造市場」に認定。消火栓の位置や車両が進入しにくい狭い通路などをあらかじめ把握し、現場で消防隊が素早く展開できる仕組みを整えている。

 「木造市場」の一つ、同市長田区の「丸五市場」は現在、後継者不足などにより営業店が減少。昭和30~40年代には130店舗以上が営業していたが、現在は11店にとどまる。運営組合理事長の西村政之さん(74)は「空き店舗の多さや人手の不足で、自主防災組織の強化などには限界がある。初期消火の徹底を図るしかない」と話す。

 明石の火災後、同市消防局と西宮市消防局は、木造建築が密集した商店街にチラシなどを配布し、注意喚起に努める。姫路市消防局は古い商店街の調査を開始した。担当者は「空き店舗が多い商店街は運営組合が解散している場合も多い。実態把握も困難だが、個々の店主らへの指導などを強化したい」としている。

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