総合総合sougou

  • 印刷
鬼の仮面をかぶり、棒を振りかざしながら舞う「棒振」=兵庫県三木市吉川町稲田、若宮神社(撮影・大森 武)
拡大
鬼の仮面をかぶり、棒を振りかざしながら舞う「棒振」=兵庫県三木市吉川町稲田、若宮神社(撮影・大森 武)

 兵庫県三木市吉川町の若宮神社。10月1日の秋祭りで、「イーヤーホー、イーヤーホー」と不思議な声が響く神事に出会った。名を「ヤホー神事」という。

 で、ヤホーって何?

 山頂から叫ぶ掛け声とも、大手IT企業とも関係なさそう。漫才コンビ・ナイツは「ヤホーで調べました」と笑わせてくれたけど、私たちは、現地に行って「ヤホーを調べました」。

 神事に登場するのは、赤鬼の面をかぶった「棒振(ぼうふり)」に、金棒をずりずり引きずって歩く「金棒の稚児」、「イーヤー、ハッ、ハッ」と謡う大人たち。色とりどりの衣装に身を包んだ15人が拝殿から鳥居までを舞い、謡いながら行進する。

 最後は、本殿の前で、棒振と馬に乗った「馬の稚児」、蚊帳(かや)の中に入った「ヤマカヤの稚児」の三者が、吉川の山里の美しさについて問答して祭りを締めくくる。何から何まで摩訶(まか)不思議で、見たことも、聞いたこともない神事だった。

 「ヤホー」とは「いやほぐ」が転じた言葉という。

 「いや」は弥栄(いやさか)の「いや」で「ますます」「いっそう」を表す。「ほぐ」は言祝(ことほ)ぐの「ほぐ」。つまり祝うという意味だ。

 現地で調べた「ヤホー」は、「ますます祝う」を意味する、誠におめでたい神事だった。(金 慶順)

総合の最新
もっと見る

天気(11月20日)

  • 11℃
  • ---℃
  • 20%

  • 11℃
  • ---℃
  • 70%

  • 11℃
  • ---℃
  • 30%

  • 11℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ