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シカやイノシシ用のわなにかかったツキノワグマ=2016年10月、朝来市和田山町
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シカやイノシシ用のわなにかかったツキノワグマ=2016年10月、朝来市和田山町

 兵庫県内でツキノワグマの狩猟が15日から、再開される。20年ぶりに解禁された昨年、慣れないクマ猟にほとんどの猟師が消極的で、狩猟されたのは4頭。一方で、生息数は増加傾向にあり、隣接の岡山県も今年から17年ぶりに狩猟を解禁。人や農作物への被害が相次ぐ中、関係者らは深刻化するクマ被害に頭を悩ませている。(前川茂之)

 県内のツキノワグマはかつて生息数が減少し、絶滅が危ぐされるとして、県が1996年に狩猟を全面禁止にした。その後、生息数は年々増加し、人が襲われる事案もたびたび発生。15年には「絶滅の恐れは当面ない」とされる800頭を上回ったことから昨年11月、20年ぶりに再開となった。

 ただ、猟が解禁されても実際にクマ猟に出たハンターはほとんどいなかったといい、捕れたのは4頭。県猟友会の中沢明吉副会長(64)=豊岡市=は「クマを捕ることが多い東北と違い、兵庫はイノシシやシカ専門のハンターがほとんど。猟に使うイヌも違うし、クマのすみかを知っている経験者もいない。偶然、遭遇した時に捕れるかどうかだ」と話す。

 こうした状況に、県は「(4頭という捕獲数は)予想の範囲内。狩猟者が山に入ることで、クマを人里から離れた奥山に戻す効果もある」と予防効果を強調する。

 一方、クマ猟をめぐっては、動物保護団体から「植林など環境改善が先」などと反対意見も根強く残っており、県は個体数維持のため、狩猟捕獲数の上限を設定。今年は推定生息数897頭(2016年当初)のうち、15%に当たる134頭を上限とした。

 クマの狩猟期間は12月14日まで。県鳥獣対策課は「捕獲だけでなく、クマが生息しやすい環境を整えるなどし、人とクマの住み分けを進めていきたい」としている。

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