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ヨットの修復に取り組む生徒たち=2017年8月、大阪府貝塚市(クラーク記念国際高校三田分室提供)
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ヨットの修復に取り組む生徒たち=2017年8月、大阪府貝塚市(クラーク記念国際高校三田分室提供)

 通信制のクラーク記念国際高校三田分室(兵庫県三田市高次1)で学ぶ生徒5人が、大阪府貝塚市の港で老朽化したヨットの修復に挑んでいる。その名は「Blue Spring(青春)」号。完成すれば大阪湾を“航海”する予定だ。不登校や人間関係に悩んだ経験を持つメンバーは、再び輝きを放ち始めた白い船体に自身を重ね、「仲間と力を合わせてヨットをよみがえらせたい」と語る。(神谷千晶)

 ヨットは三田分室長の三苫(みとま)利光さん(61)の知人が所有。10年ほどヨットハーバーに置かれたままで、全長約7メートルの船体は塗装が落ち、デッキや船室は傷んでいた。三苫さんの呼び掛けで、2、3年生の男子が3月から修繕を始めた。

 毎週末、強い日差しと潮風を受けながら作業に打ち込み、昼食はカセットコンロで焼きうどんやギョーザを焼く。船室のカビは洗剤で洗い落とし、デッキも清掃。船底に付着したカキ殻をへらでこそぎ取り、ペンキもきれいに塗り直した。動力部や電気配線は業者に依頼し、近く完成する。

 3年の学生(19)=兵庫県丹波市=は小学6年から人間関係に悩み不登校になった。ヨットの修復は仲間との協力が不可欠で「自然に責任感が育った」と話す。「作業を通して自分を見つめ直せた」と語るのは、人と話すのが苦手で小中学校は休みがちだった2年の学生(16)=神戸市北区。子どもの頃からじっと座って授業を受けることができなかったという2年の学生(17)=兵庫県三田市=は「得意な木材加工で役に立てて楽しい」と口にする。

 「ヨットの修復が、自信を取り戻すきっかけとなっている」と三苫さん。船舶検査に合格すれば、ヨットのオーナーとともに海に出る予定だ。生徒たちは「この経験を社会に出た時に生かしたい」と笑顔を見せる。

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