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「運動会屋」が関係者を集めて開いた運動会の様子(NPO法人ジャパンスポーツコミュニケーションズ提供)
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「運動会屋」が関係者を集めて開いた運動会の様子(NPO法人ジャパンスポーツコミュニケーションズ提供)
神戸新聞NEXT
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 企業や自治体でかつて行われていた職場の運動会が、復活の兆しを見せている。「休みの日まで職場の人と一緒なんて」と敬遠されたこともあったが、スポーツやゲームを通して同僚の違った一面が見えると好評。コミュニケーションづくりにも役立っているという。兵庫県尼崎市では26日、家族も巻き込んだ大運動会を約20年ぶりに開催予定。職員ら千人程度の参加を見込んでおり、本番に向けて盛り上がっている。(岡西篤志)

 大運動会はかつて、多くの職場で行われていた。兵庫県内でも尼崎市が福利厚生の一環で毎年秋に開催。約2千人が参加した年もあった。ほかに伊丹市や芦屋市、姫路市などでも開かれていたという。当時を知る職員らからは「すごく楽しかった」「ハプニングや思い出を共有でき、後々も話題にできた」との声が今も聞かれる。

 しかし、趣味の多様化が進み、職場の人間関係も「先輩に誘われたら参加するのが当たり前」から「個人の時間の方が大切」「断るものは断る」のように変化。多くの自治体が取りやめ、尼崎市でも1997年を最後に途絶えていた。

 ただ、同市では厳しい財政状況のために一時凍結していた新卒採用が、ここ数年大幅に増加。若い人がたくさん入庁してきたことで職場の人員構成が変わり、職員厚生会のスポーツサークルに登録する人も増えたという。

 こうした状況から「いろいろな職場の人が一堂に会する運動会をもう一度開いてはどうか」と議論が熱を帯び、実行委員会を立ち上げて7月から準備を進めてきた。

 当日はベイコム総合体育館(尼崎市西長洲町1)で午前10時から開催。局ごとに編成した10チームがリレーや綱引き、クイズ、子どもたちのかけっこなどで競い合う。2階の観客席から職員が紙飛行機を投げ、幹部がたらいを持ってキャッチするゲームも予定しているという。

 担当者は「職場とは違う普段の顔が見えることで交流が生まれる。将来を担う若い世代との連帯感や絆も築けるのではないか」と期待している。

 NPO法人ジャパンスポーツコミュニケーションズ(横浜市)は「運動会屋」や「関西運動会屋」の名称で今回の尼崎市など全国各地の運動会をサポート。依頼に応じて会場設営や競技用具の準備、当日の司会まで担当する。企画から撤収まで任せる「丸ごとプラン」の場合、参加千人規模で400万円程度という。

 同法人によると、企業や自治体の依頼は年々増加し、2007年は0件だったが16年は210件に増えた。兵庫県内ではこれまでに製造業や専門学校などの運動会開催を支援したという。

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