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判決を受けて心境を語る原告の60代女性=29日午後、神戸市中央区、神戸司法記者クラブ
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判決を受けて心境を語る原告の60代女性=29日午後、神戸市中央区、神戸司法記者クラブ
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判決を受け会見する作花知志弁護士=29日午後、神戸市中央区、神戸司法記者クラブ
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判決を受け会見する作花知志弁護士=29日午後、神戸市中央区、神戸司法記者クラブ

 民法の規定「嫡出推定」の否認権を巡り、違憲性が争点となった今回の訴訟。神戸地裁は現制度を「合憲」とした上で、夫から暴力を受ける妻への支援や法整備などの必要性に言及した。判決を受けて原告の60代女性らが会見し、「決して後ろ向きの判決ではない。これをきっかけに議論が活発になってほしい」と力を込めた。

 判決では夫の暴力に対する法整備に触れられ、「(娘や孫の)無戸籍が生じたのは、夫からの暴力が背景にあるという点を裁判所が理解してくれた」と話した。

 法務省によると、無戸籍者は全国で719人(10日現在)。そのうち約75%は嫡出推定が原因とされる。会見で代理人の作花知志弁護士は「無戸籍の問題に関して、現在の法整備が完全ではないという裁判所のメッセージが含まれた判決だ」と評価した。

 一方、判決では子の否認権について「合理性があるとはいえない」と指摘された。神戸大法学部の浦野由紀子教授(民法)は「父子関係の問題で父にだけ否認権があるのは疑問。もう一方の当事者である子の否認権も立法論として国で議論が必要だ」と話した。(杉山雅崇、田中宏樹)

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