阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、次世代に記憶をつなげる「神戸ルミナリエ」が17日夜、閉幕した。2015年に開催期間が12日間から10日間に短縮されて以降で最多の来場者数となる見込み。運営する神戸ルミナリエ組織委員会によると、過去最多約40万個の電飾や、週末に天候が崩れなかったことが来場者増につながったという。
8日に開幕した今回のルミナリエ。16日には今季最多の約51万7千人が来場した。9日間の来場者の累計は昨年同期より15万人以上増加。10日間開催となった一昨年と昨年の総来場者数はいずれも325万人台だったが、今年はこれを上回る見通しだ。
会場の東遊園地(神戸市中央区)では、午後9時半ごろ消灯式があった。「しあわせ運べるように」の歌が流れた後、鐘が鳴り響く中、整列した警備員が「犠牲者のみたまに対し敬礼」と号令。約40万個の発光ダイオード(LED)が一斉に消灯すると来場者から大きな拍手と歓声が上がった。
姉とめいを震災で亡くした神戸市灘区の派遣社員の女性(45)は、子どもや孫ら5人で訪れた。東遊園地の荘厳な電飾を見つめ「震災を子どもらに伝えていかなければ」と話した。同市須磨区の女性(60)は仲のよかった知人女性を亡くした。毎年足を運び「元気に生きてるよと報告している」といい、会場にある鐘を鳴らして手を合わせた。(阪口真平)








