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約1万5千人が新成人となった神戸市。式典では「しあわせ運べるように」を合唱した=8日午後、神戸市須磨区、グリーンアリーナ神戸(撮影・大山伸一郎)
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約1万5千人が新成人となった神戸市。式典では「しあわせ運べるように」を合唱した=8日午後、神戸市須磨区、グリーンアリーナ神戸(撮影・大山伸一郎)

 「成人の日」の8日、兵庫県内の多くの自治体で成人式が開かれた。大人への一歩を友人と喜び合う若者たちは、全員が「平成」に生まれ育った世代だ。「昭和」を知らない彼らにとって、平成とはどんな時代であり、あと1年余りで訪れる終幕をどう受け止めているのだろうか。それぞれの会場で尋ねてみた。

 「すごく流れの速い時代」。西宮市の成人式に出席した兵庫県立大2年の女子学生(19)は、携帯電話のイメージから「平成」を表現した。「私たちは中学生で初めて手にしたが、今は小学生でもスマホを持っている」のが理由だ。

 姫路日ノ本短大2年の女子学生(20)=姫路市=の印象は異なる。「幼い頃はガラケーだったのが、今はスマホに変わったぐらい」の「緩やかな発展を続けてきた時代」に映る。

 情報・通信技術の進歩を平成の象徴とする若者は多い。兵庫教育大2年の男子学生(20)=小野市=は、同じ志や趣味でつながりやすくなった「明るい時代」と前向きに受け止める。神戸学院大2年の男子学生(20)=神戸市中央区=は「人同士の関係性が急激に変化した時代」とし、顔を合わせて触れ合う大切さを実感する。

 一方、戦争のイメージが色濃い昭和と比較し、「伸び伸びと生きることができた平和な時代」と表現したのは大阪大2年の男子学生(20)=西宮市。関西学院大1年の男子学生(20)=小野市=は、地元が抱える神戸電鉄粟生線の存廃問題が「右肩上がりの昭和が終わり、長く続いた不況の時代」の影響を受けていると感じる。

     ◇

 「何かが途切れるわけでもなく、同じ毎日がその先も延々と続くイメージしか持てない」。来年4月末に迫る平成の終わりについて、近畿大2年の男子学生(20)=姫路市=が率直に打ち明ける。

 他の新成人からも「元号が変わる意味がいまいちよく分からない」「平成という時代が当たり前だから」など、実感が湧かないとする声が相次ぐ一方、平成の次の時代に対しては、期待と不安が入り交じる。

 南あわじ市で7日に開かれた成人式に出た男性会社員(19)は、今の世の中に冷たさを感じているといい、「結婚して温かい家庭を築いて、ぬくもりがあふれる時代にするために貢献したい」。実家がある神戸市で成人式に臨んだ海上保安大学校1年の男性(20)=広島県呉市=は尖閣問題など平成に入ってからの東アジア情勢の変化に触れ、「近隣諸国と友好的な関係を築いてほしい」と期待した。

 神戸市の式典では、地震発生から23年となる阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み黙とうも。専門学校生の女性(20)=同市北区=は「震災について授業で多く勉強したが、体験はしていない。理解したつもりにならず、これからも学び続けたい」と話した。

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