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アリを捕獲する調査員=2017年7月、神戸市中央区
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アリを捕獲する調査員=2017年7月、神戸市中央区

 全国各地の港で発見された強毒性の特定外来生物「ヒアリ」。今後も侵入リスクは大きく、昨年6月に見つかった神戸市は、海外からのコンテナが運び込まれる集積場での水際対策などをまとめたマニュアルづくりを進めている。港湾関係者にも初動対応の協力を求める。本年度中に策定し、全国統一のルールとなるよう国へ働き掛ける方針。(若林幹夫)

 このほどあった市有害外来生物被害防止に関する有識者会議(座長=五箇公一国立環境研究所生物・生態系環境研究センター室長)で、マニュアル素案の一部を示した。

 海外航路のコンテナは輸出国側の対策が不十分なため、ヒアリなど外来生物が一緒に運び込まれる可能性が高い。素案によると、ヒアリなどを見つけた場合は殺虫剤を散布し、発見場所の半径100メートル以内は粘着性のわなによる月1回の捕獲調査を3カ月続けるなどとした。

 荷主やコンテナ輸送業者ら港湾関係者に対しては、コンテナから積み荷を取り出す際、アリなどがいた場合は作業を中断してコンテナの通気口などを目張りし、薫蒸殺虫剤などによる駆除や、市への連絡を求める。マニュアルには「大きさ2・5~6ミリ」「腹部のみ黒っぽい」などヒアリの見分け方も記載する。

 「生きたまま国内に侵入させない」を原則とするが、薫蒸殺虫は荷主の了解や製品に対する補償が課題になる。また、神戸港だけの対応にすると、他港に荷物が流れる恐れがあり、全国統一のルール化が必要という。

 素案では、コンテナ置き場以外に発見された場合の対処方法もまとめた。今後、有害生物発見の連絡を受けた際の行政の対応方法なども策定する。神戸市自然環境共生課は「定着を防ぐためには神戸だけではなく全国的に徹底しないといけない」としている。

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