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震災直後の活動状況を語る中瀬喜弘さん=兵庫県警察学校
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震災直後の活動状況を語る中瀬喜弘さん=兵庫県警察学校
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震災直後の活動状況を語る中瀬喜弘さん=兵庫県警察学校

 阪神・淡路大震災の教訓を次代の警察官に伝える講義が、兵庫県芦屋市朝日ケ丘町の兵庫県警察学校であった。須磨署長や捜査1課長を歴任したOBの中瀬喜弘さん(62)が、倒壊した兵庫署での勤務経験を語り、「自らが今、何をすべきかを常に考え、方針を立てよう」と、新人ら約400人を前に心構えを説いた。

 17日早朝、交番や警らを担当する地域2課長だった中瀬さんは庁舎3階で仮眠していた。強烈な揺れで身体が何度も壁に打ち付けられる中、トイレから外を見ると、1階がないのに気付いた。「血の気が引いた」と振り返る。当時、庁内に28人がいたが、押しつぶされた1階で会計課の職員1人が亡くなった。

 兵庫区では震災の死者550人以上。多くの家屋が倒壊し、火災も発生していた。中瀬さんらは次々と運ばれる遺体を道場に受け入れる一方、近隣住民の救助、留置人の移送、交番の状況把握などに奔走した。交通事故処理車のガラスを割り、無線で県警本部との通信手段を確保したり、トイレに脱出用のはしごを掛けたりといった署員の機転があったことも強調した。

 渡辺祐規巡査(32)は「想像を超えた状況だった。災害現場では被災者の気持ちを一番に考え、使命を全うしたい」と話した。

 その後、東日本大震災で活動した宮城県警機動隊員の講演もあり、兵庫など2府3県の広域緊急援助隊員らが聴き入った。(竹本拓也)

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