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小西彦治兵庫県議
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小西彦治兵庫県議

 兵庫県議会の小西彦治議員(46)=日本維新の会=が2016年に政務活動費(政活費)を使って作成・配布したとする県政報告チラシが、実際は作成されていなかった可能性があるとして、市民オンブズマン兵庫は19日、県議会議長に調査を求める申し入れ書を提出した。同団体は小西県議の選挙区(川西市、川辺郡)で調べた結果、チラシを見た人はいなかったと主張。一方、小西県議は「1回しか発行しておらず、忘れられているだけだ」などと疑惑を否定している。

 同団体によると、小西県議は16年春に県政報告チラシ計8万1千部を作成・配布したとして、政活費の収支報告書に106万8444円の領収書を添付。うち95万915円に政活費を充てたとし、チラシのコピーも添えていた。

 同団体はこのコピーについて、小西県議が所属する維新の会県議団が発行したチラシと酷似している点を問題視。県議本人の顔写真を加えたほかは文章や図表が全く同じで、タイトルも「維新の会県議団プレス」で同じだった。ところが、小西県議は県議団とは別の知人の業者に作成を依頼したと報告していた。

 同団体は「仮に県議の報告通りなら、焼き直しのチラシをあえて知人の業者に発注して作り直している。明らかに不自然」と指摘。さらに、発注先の業者が既に廃業しており「事業実態があったかどうかもはっきりしない」とし、「県議は裏付け資料を全て出し、不正があったなら政活費を返還すべきだ」と強調した。

 一方、小西県議は神戸新聞社の取材に「チラシは(業者が)きちんと印刷、配布した。県議団が発注した業者が元データをくれなかったので、たまたま知り合いの業者に頼んだだけ」と説明。その上で「配布できていなかったものがあるとすれば、その分の政活費返還は考えたい」とした。

 小西県議が発注したとする業者は、「印刷したチラシを配りきれず大量に破棄した」として昨年3月、政活費約63万円を市に返還した同党の宝塚市議が発注したとする業者と同じ。この市議は小西県議から業者を紹介されたとしており、同団体が調べていた。小西県議の選挙区では住民約160人から聞き取ったという。

 地方議員のチラシを巡っては、架空発注して政活費を不正受給するケースが後を絶たない。昨年は神戸市会の自民市議が不正を認めて辞職した。(前川茂之)

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