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心理的虐待があった施設「児童デイサービス遊」の大久保事業所=明石市大久保町
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心理的虐待があった施設「児童デイサービス遊」の大久保事業所=明石市大久保町

 発達障害や知的障害がある子どもたちの通所施設「児童デイサービス遊」の大久保事業所(兵庫県明石市大久保町)で、40代の女性支援員が、利用する男子中学生に「死んでも生きてもどうでもいい」などと、1時間から1時間半にわたって暴言を吐いていたことが9日、関係者への取材で分かった。明石市は障害者虐待防止法に基づく調査で「心理的虐待」があったと確認。報告を受けた兵庫県は児童福祉法に基づく改善勧告を出し、再発防止などの改善策を文書で求めている。

 同施設は合同会社「iST」が、明石市内の計4カ所で運営する事業所の一つ。障害のある未就学児を対象とする「児童発達支援事業」と、小学生から高校生が対象の「放課後等デイサービス」を行っている。

 関係者によると、女性支援員による虐待があったのは昨年11月下旬。男子生徒に対し「ガキんちょに権利はない」「うそつき野郎」などとも暴言を重ねたという。当日は他に複数の支援員がいたが、止めた人はいなかった。子どもはこの生徒を含め約10人が利用していた。

 市は通報を受け、聞き取り調査を実施。同社は事実関係を認め、「(男子生徒が)パニック状態となり、自傷や他の子どもを傷つける可能性があったため、制止のために言葉を荒らげた」という趣旨の説明をしたという。生徒側には既に謝罪し、他に利用する保護者向けの説明会も開いたという。

 同社幹部は神戸新聞の取材に「男子生徒の言葉に言い返してしまったが、使ってはいけない言葉で管理不足だった。二度と起こらないよう教育を徹底したい」と話した。40代の女性支援員については配置転換を検討しているという。

 国などによると、障害者福祉施設で確認された施設従事者らによる虐待は、2012年10月の障害者虐待防止法施行から16年度末までに全国で計1394件。兵庫県では58件あり、うち27件は心理的虐待(身体的虐待などとの重複含む)だった。(藤井伸哉)

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