総合 総合 sougou

  • 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 就任から数々の不適切な発言で物議を醸してきた兵庫県西宮市の今村岳司市長。この日退任を願い出た経緯も、極めて異例だった。

 退任願を託した相手は、提出先の田中正剛・市議会議長ではなく市職員。文書は議会事務局に預けられ、留守中だった田中議長が受け取ったのは、約20分後の午後2時半ごろだった。退職の理由についての説明もなく、市長は昼ごろ、退庁したという。

 神戸市北区にある今村氏の自宅前には、手書きの木製看板が設置されていた。1月、新聞記者の自宅取材に激高し、「殺すぞ」などと暴言を口にした今村氏。看板には「(私道のため)最高裁判例に基づき、一切進入禁止です」「特に取材は一切お断りしますので、報道関係者の進入は、即時、録画映像をともなって通報します」などと記してあった。

 辞意について自ら説明しない姿勢には、市民からも疑問の声が上がった。西宮市で2歳の長男を育てる女性(33)は「市民に説明しないままの辞任は逃げるような印象がある。私は待機児童の問題があって働けない。問題発言や市議会とのゴタゴタよりも、市政の具体的な課題を解決してほしかった」。機械設備業の男性(43)も「せめて最後に、自分の言葉で(辞意について)きっちり説明してほしい」と訴えた。(小谷千穂、竜門和諒)

■兵庫県・井戸知事「投げ出したような印象」

 西宮市の今村岳司市長が19日、同市議会議長に「退任願」を提出したことについて、兵庫県の井戸敏三知事は同日の定例会見で「(市政を)投げ出したような感じを市民に与えることになり、残念だ」と述べた。

 その上で「(市政運営の)空白期間を少なくするために(4月22日投開票予定の)市長選を早くしなきゃいけないのかもしれない。辞めた後、(職務代理者などが)市の運営ができるように、善後策を講じてほしい」と注文した。

 今村氏の市政運営については「言論が激しかったり、行動が目立ったりという点もあったが、市政の課題に対しては非常に正面から取り組んでおられた」と評した。(黒田勝俊)

総合の最新
もっと見る

天気(2月24日)

  • 13℃
  • ---℃
  • 10%

  • 14℃
  • ---℃
  • 0%

  • 14℃
  • ---℃
  • 10%

  • 13℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ