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花があふれるカフェ「コハルビヨリ」。寄せ植え教室も開かれる=淡路市久留麻
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花があふれるカフェ「コハルビヨリ」。寄せ植え教室も開かれる=淡路市久留麻
カフェ「バニーズホーン」で開かれる英会話教室。子どもたちの元気な声が響く=淡路市久留麻
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カフェ「バニーズホーン」で開かれる英会話教室。子どもたちの元気な声が響く=淡路市久留麻
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 淡路島北東部に位置する東浦(兵庫県淡路市)が注目を集めている。おしゃれなカフェが続々とオープンするなどまちの様子は様変わり。人口減に悩む他地域を尻目に、若者からシニア世代まで移住が相次ぎ人口は増加傾向だ。花とコーヒーの香り漂うまちの魅力を探った。(内田世紀)

 2005年に5町が合併して淡路市ができる前の旧津名郡東浦町地域を指す。同市の人口は05年5万1508人から17年4万5053人へと約13%減ったが、東浦に限っては05年8617人から17年8856人へと約3%増えた。

 神戸・三宮から高速バスで30分。島外の高校へも通えるうえ、自然環境や温暖な気候にも恵まれている。市の移住担当窓口は「東浦は人気が高い。利便性や住みやすさが魅力なのでは」と話す。

 女性の起業などを支援する淡路市市民協働センター(同市志筑新島)には、飲食店の出店などを希望する相談者が相次いでいる。特に東浦には「この数年で10軒以上のカフェができたのではないか」と担当者。東浦を指定して相談する人も多いとか。

 「子育てが一段落して、夢を実現させたかった」。17年2月に西宮市から東浦へ移住した西口光憲さん(53)と晶代さん(53)夫妻は、同年12月にカフェ「コハルビヨリ」を開店した。東浦を選んだ理由は「海が近くアウトドア好きにはもってこい」「子どもたちが住む阪神間へのアクセスが良い」など。

 「住んでみて便利さがよく分かった」と夫妻。植物に詳しい晶代さんが育てた草花が店を彩り、料理好きの光憲さんが腕をふるう。島の食材をふんだんに使ったメニューや特産の花カレンデュラ(キンセンカ)のハーブティーなど、地域振興にも一役買う。

 17年9月にカフェ併設の洋菓子店「クローバー」を東浦に開業した畠田和子さん(32)は、北隣の岩屋地域で生まれ育った。「本当は地元で店を出したかったが、高齢化や人口減が気になった。東浦は人通りも多く、口コミで来店客が増える」と明かす。

 飲食店開業を許可する兵庫県洲本健康福祉事務所の担当者は「カフェ巡りを楽しむ観光客も多いと聞く。これからもさらに人口が増えるのでは」と話す。

カフェ、地域の交流拠点

 人が集まるカフェは、地域交流拠点の役割も担う。16年5月、東浦にオープンした「バニーズホーン」では、店の一角で子どもらの英会話教室が開かれる。同伴の保護者にとっては子育てに関する情報交換の場だ。講師の平松有里絵さん(31)も1歳児を育てる。「人目に触れるカフェで教室を開くことで、多くの人に知ってもらえる」

 店主の松田美紀さん(44)は7年前に神戸市から移住。コミュニティーの拠点にしようとカフェの開業を決断した。さまざまなイベントに使えるようレイアウトに工夫を凝らした。ダンスやトレーニングの体験会なども開かれる。「客層は高校生から90代まで幅広い」という。

 「コハルビヨリ」でも寄せ植え「プランツ・ギャザリング」のレッスンを行う。気心の知れたグループが花との触れ合いを楽しみ、会話を弾ませる。「一日中過ごすこともできる」とか。

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