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神戸市消防局の山岳遭難の救助訓練に使われたドローン=神戸市北区ひよどり北町3
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神戸市消防局の山岳遭難の救助訓練に使われたドローン=神戸市北区ひよどり北町3
ドローン搭載の赤外線カメラから送られてくる画像を確認する消防隊員ら=神戸市北区ひよどり北町3
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ドローン搭載の赤外線カメラから送られてくる画像を確認する消防隊員ら=神戸市北区ひよどり北町3

 神戸市消防局は民間事業者と協力し、神戸・六甲山における夜間の遭難救助に小型無線機「ドローン」の活用を目指して訓練を始めた。山岳遭難の捜索へのドローン活用は各地で進むが、夜間の実用化は自治体レベルでは珍しいという。日没後は気温が低下し救助は一刻を争う。赤外線カメラを搭載したドローンで上空から遭難者を探し、迅速な救助につなげる。(若林幹夫)

 今月1日夜、神戸市北区の山中で行われた初の訓練。市消防学校から約200メートル離れた森の上にドローンを飛ばし、赤外線カメラの映像を送信する。センサーで感知した体温が色分けして表示され、操縦者の手元の画面では遭難者役の人が手を振る様子が分かった。

 消防隊員は映像を観察し、ドローンの高度を変えながら見え方をチェックした。市消防局特別高度救助隊隊長の山本大二郎消防司令補は「人の姿をはっきり確認できた。夜間は体力を消耗し、やみくもに動けない。ドローンを使えば効率よく捜索できる」と手応えを感じていた。

 登山ブームもあり全国の山岳遭難事故は2016年まで4年連続2千件を超えた。神戸市内でも10年以降、救助出動は年70件前後で推移しており、17年は71件の出動のうち19件が午後5時以降だった。日没が近づいて焦った登山者が、道に迷うケースが多いという。

 夜間捜索は通常、異なるルートにそれぞれ救助隊を一斉に送り出す人海戦術だ。同市は17年、ドローンを使った撮影などの事業を展開する4社と災害時の活用について協定を締結。ドローンの能力を生かせるのではないかと考えた。

 年数回の訓練を予定。条件が整えば実際の災害時の導入も視野に入れる。

 一方、映像の分析能力や操縦者養成など課題もある。防災科学技術研究所(茨城県)の内山庄一郎研究員は「警察や消防と技術者があらゆる状況で訓練を重ね、地道にコミュニケーションを取っていくことが必要」と話す。

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