総合 総合 sougou

  • 印刷
世界一周の旅に出る日本最大の客船「飛鳥2」。多くの市民らが見送った=3月26日、神戸市中央区波止場町
拡大
世界一周の旅に出る日本最大の客船「飛鳥2」。多くの市民らが見送った=3月26日、神戸市中央区波止場町
「客船フェスタ」で船長服を着て記念撮影する子どもたち=3月25日、神戸ポートターミナル
拡大
「客船フェスタ」で船長服を着て記念撮影する子どもたち=3月25日、神戸ポートターミナル

 春の訪れとともに、神戸港に豪華客船が次々に姿を見せている。3月下旬には日本最大の客船「飛鳥2」が約100日間の世界一周に旅立ち、外国の客船も連日、入出港する。海外では現役世代も当たり前に楽しむクルーズ旅行だが、日本では「仕事をリタイアした富裕層が対象」という認識が一般的。こうしたイメージを払拭(ふっしょく)して気軽に船旅に出てもらおうと、神戸市はさまざまな取り組みを進める。(坂山真里緒)

 マーシャル諸島船籍の豪華客船「ノーティカ」(3万277トン)が入港した先月下旬、神戸市客船誘致協議会(事務局・同市みなと総局)は神戸港で「客船フェスタ」を催した。クルーズ旅行に関心を持ってもらおうと、毎年、客船の寄港に合わせて企画している。

 人口約2400万人の豪州で年間100万人以上が楽しむというクルーズ旅行だが、日本では年間約25万人にすぎない。日本の港を発着するクルーズでも、飛行機で日本を訪れて参加する外国人観光客が多いという。

 同総局によると、1泊2万円以下で楽しめる日本発着の外国客船も多く、日本人にとって最大のネックとみられるのが旅の日数だ。年に1度はクルーズを楽しむという大阪市の男性(72)も「1週間以上の日程になると、現役世代ではなかなか難しい。航空会社と連携した短期間のコース設定なども必要では」と指摘する。

 こうした声も受け、同協議会は6月、台湾の港湾関係団体との連携事業を実施する。本来8泊9日のコースを往路と復路に分け、どちらかを飛行機利用にして日程を半分に短縮。例えば復路に空路を選択すると、クルーズ船で神戸港から高知経由で台湾に行った後、飛行機で帰国する。

 採算が合わなくなるケースも想定されるため、船会社は通常、片道のみのコースは設定しない。だが、「現役世代にもクルーズ旅行の魅力を知ってもらいたい」と試験的に導入。好評なら秋にも再度、同様のコースを設定するという。

 現在、神戸港に入港する客船は年間約120隻。近年、九州・沖縄に寄港する中国発着のクルーズが活況で、数では博多港や那覇港などを下回るが、日本や外国の豪華客船が入る港としては横浜港と双璧をなす。2020年には“海の女王”と称される「クイーン・エリザベス」(9万901トン)の入港も決まった。

 市民にクルーズを身近に感じてもらうとともに、消費額の大きい訪日外国人観光客数を増やすため、神戸市は客船のさらなる誘致を目指す。「スムーズな乗下船や寄港地観光など、船客の満足度が重要」として、船会社を通じた神戸の観光スポットPRなどにも力を入れている。

総合の最新
もっと見る

天気(12月11日)

  • 11℃
  • ---℃
  • 70%

  • 11℃
  • ---℃
  • 80%

  • 11℃
  • ---℃
  • 80%

  • 11℃
  • ---℃
  • 80%

お知らせ