総合 総合 sougou

  • 印刷
投票用紙の枚数を数える計数機の使い方などが市職員に説明された研修会=13日午前、西宮市役所
拡大
投票用紙の枚数を数える計数機の使い方などが市職員に説明された研修会=13日午前、西宮市役所
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 兵庫県西宮市長選の投開票が15日に迫る中、市選挙管理委員会の緊張感が高まっている。選挙のたびに事務ミスを重ね、「トラブルの常習」として知られる同市選管。今回は過去最多の6人が立候補し、市議補選も同日投開票となる。暴言などで世間を騒がせた今村岳司前市長の後任を決める注目の選挙でもあり、作業手順の確認の徹底を進めている。

 「指さし、声出しの徹底を」「分からないことがあれば、自分で判断せずにいったん作業を止めて」。13日午前に西宮市役所東館で開かれた開票事務作業のリハーサル。約90人の市職員らに、市選管職員が繰り返し指導した。

 同市ではこの15年ほど、選挙のたびに事務ミスを繰り返してきた。2013年の参院選・兵庫県知事選では、投票所から報告のあった投票者数の合計と実際の票数がどうしても合わず、両選挙で計229票を「持ち帰り票」として処理。さらに、その約1カ月半後には「数え間違いがあった」として再度、投票者数を訂正するなど前代未聞の“失態”を起こした。

 16年の参院選でも、候補者の得票数の訂正など計5回のミスを重ねて、当時の今村市長が「毎回ミスが続く異常事態。あってはならないことで大変申し訳ない」と謝罪する事態となった。

 ミスの背景として指摘されるのは、職員間で選挙事務のノウハウが継承されていないことだ。行財政改革などで正規職員が減少する一方、経験の少ないアルバイト職員が選挙事務を担当する機会が増えている。神戸市でも14年の衆院選で、アルバイト職員が開票作業中に菓子を食べていたことが発覚。選挙従事者の意識低下は各自治体共通の課題とされる。

 今回の西宮市長選・市議補選の投票所は119カ所。有権者名簿との照合や投票用紙の交付などの作業に当たる市職員は約800人(投票管理者を含む)で、全員が普段は選挙事務とは無関係の部署で勤務する。他に派遣職員約130人も作業に従事するため、市選管の尚山和男選挙管理課長は「投票管理者に現地で細かく指導してもらうことが、ミスをなくす鍵になる。とにかくミスゼロで。それだけです」とかみしめるように話した。(前川茂之、初鹿野俊、風斗雅博)

総合の最新
もっと見る

天気(12月14日)

  • 9℃
  • ---℃
  • 20%

  • 6℃
  • ---℃
  • 70%

  • 9℃
  • ---℃
  • 10%

  • 9℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ