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ばいじん濃度が環境保全協定の値を超過した神戸発電所=2016年、神戸市灘区灘浜東町
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ばいじん濃度が環境保全協定の値を超過した神戸発電所=2016年、神戸市灘区灘浜東町
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 神戸製鋼所は13日、石炭火力発電所「神戸発電所」(神戸市灘区灘浜東町)から出る排ガス中のばいじん濃度が、神戸市との環境保全協定で定めた値を上回ったため、3月23日から1号機を停止している、と発表した。健康被害が確認されていないとはいえ、公表は停止から3週間後。一連の製品性能データ改ざん問題で、情報開示の姿勢が厳しく批判されているにもかかわらず、また不信を招きかねない対応になった。住民らは「一度、信頼を失墜させたにもかかわらず、回復させようとする姿勢が全く伝わらない」としている。

 神鋼によると、月1回の濃度測定は3月20日にあり、23日に1号機で協定値の1・1倍と分かった。同日、市に報告し、発電所を停止。煙道内の排ガスを加熱する装置の腐食で生まれた鉄さびが局所的に巻き上げられたことが原因とみられる。市によると、周辺で測定した大気は環境基準値を下回り、健康への影響は考えにくいという。

 一方、神戸発電所では、神鋼が新たに2基の増設を計画し、環境アセスが進行。4月4日に経産相が勧告するなど、手続きは大詰めに入っており、増設に反対する住民らは「影響を恐れ、意図的に公表を遅らせたのではないか」と疑問視する。

 神鋼は設備点検などを経て13日に発表したとし「原因を特定し対策をまとめてからにした」「経産相の勧告との関連はなく、隠す意図はなかった」。23日に神鋼から報告を受け、翌日に立ち入り検査した神戸市は「発電所が停止したため緊急性はなく、対策がまとまってからの発表が適切と判断した。環境アセスとは切り離して考えた」と説明する。

 運転を停止した1号機は引き続き定期検査に入り、再開は6月末以降の見込み。再発防止策として、腐食部分の補修などを行う。(若林幹夫、小林伸哉)

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